先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
大学を受験するかどうか迷っているようです。学校の先生からは学校推薦でと言われていますが、怪我や病気で心が折れ、現在不登校です。
推薦のための面接練習も行かず、学校に行くためのお金もゲーセンに持ち出してオールしていました。本人曰く、18歳になったからいいの!との事です。
しかし、都合の悪いことからは逃げ回っていて、アプローチしても反発や悪態つかれて疲労困憊しているところです。
推薦をもらえるということなので、おそらく今まで勉強を頑張ってきたのだと思います。
とはいえ、不登校や投げやりな様子を見ると、親としては心配で何とかしてあげたい気持ちになりますよね。
今回の状況になってしまったのには、根本的な原因があります。ここを改善することで、子どもは将来に希望を持ち、真剣に考えられるようになるでしょう。
結論!愛情バロメータが低い状態では大学は続かない
ケガや病気をしても、頑張れる子と投げ出してしまう子がいます。両者の違いは、「愛情バロメータ」です。
これが低いと、都合の悪いことは全て逃げようとします。また人生投げやりになったり、何か言うと反発したりするでしょう。
細かい状況はわかりませんが、相談内容を読む限り、相談者のお子さんは愛情バロメータが低い可能性が高いです。
こういった状態で大学に進学しても、続きません。そのため、大学進学を考える前にここを改善することが大切です。
愛情バロメータを下げている原因は?
今回、愛情バロメータを下げている原因として考えられるのが、子どもの求めていない声かけです。
- 病気で辛いときに「頑張っていかないと推薦が取れないよ」と言ってしまった
- 大学に行かず働きたいのに「せっかく推薦がもらえるなら行った方がいい」と言ってしまった
そして、子どもが求めることをできる限りしてあげることが大切です。もちろん、お金を勝手に使うのは良くないので、これはきちんと言いましょう。
子どもが心の底から進学したいなら?
愛情バロメータが上がれば、子どもは自分の将来を真剣に考えられるようになります。
このとき想像だけでは、進学先を決められません。そこで、条件に合う志望校をいくつか見に行ってみるといいでしょう。
本当に行きたいと思えば、心は動くからです。見学に行っても迷うなら、とりあえず進学してから決めるか、浪人して考えるかのどちらかです。
行きたくないところに行き続けるのは苦痛なので、焦らずしっかりと考えさせることが大切です。
本日のまとめ
子どもが受験に身が入らなかったり、将来のことを投げやりに考えてしまうのは、愛情バロメータが低いからです。
進学先をどうするかよりも、愛情バロメータを上げることを優先させましょう。その後、体験に行くなどして、自分の進路をしっかり考えさせることが大切です。
明日ですが、「絶対NG!自己肯定感を下げる親の声かけ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!進路が決まらない高校生にできること
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