先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
13歳軽めなASD不登校の娘が居ます。夫とは関係が悪く修復不可。家庭内で夫がいるとピリピリした空気感になり、話し1つで地雷を踏んでしまいます。
娘が生き甲斐と言い、娘の意思も尊重せずキスしたりしているようで嫌がっています。私には何でも話してくれるのですが夫に嫌だとは言えず困っています。
何処に相談するのが良いのでしょうか?
娘さんが嫌がっているのに父親がキスをしている状態は、性的虐待です。間違った対応をしてしまうと、子どもにとって一生のトラウマになります。
では、母親はどのように対応していけばいいのでしょうか。本日は今すぐすべき対応をまとめました。
紹介するステップで対応をすれば、今の状況は改善できるはずです。その結果、お子さんも安心して生活ができるようになると思います。
子どもが嫌がるなら性的虐待
たとえ親子であっても、子どもが嫌がる性的行為(体を触る、キスをするなど)をしたら、性的虐待になります。
相手が異性ではなく、同性でも同じです。今回のケースの場合、アメリカなどの児童への性犯罪に厳しい国だと、すぐに逮捕されてもおかしくないレベルだと思います。
そこで、まずは母親から父親にこの事実を伝えることが必要です。父親自身が、そこまで重要な問題だと思っていない可能性があるからです。
注意すると暴れたりする場合
ただし、父親に話をすることでさらに虐待がエスカレートしたり、暴れたりするリスクがあるケースもあります。
この場合は、先に専門機関に相談をしましょう。たとえば、スクールカウンセラー、児童相談所、警察などが挙げられます。
学校に知られるのが嫌、公的機関には相談しづらいなどという場合は、公認心理師などに相談するのもいいでしょう。
的確なステップで、専門的な対応やアドバイスを行ってくれるはずです。
状況によっては別居を検討
基本的に上記の対応を行えば、父親は言動を改善してくれるでしょう。
ただし父親が原因で子どもが恐怖を感じていたり、さらに性的虐待がエスカレートしたりするなら、別居も検討しましょう。
物理的に距離を取ることで、父親からの虐待から逃れられるため、子どもの精神的なストレスが減るからです。
また、不登校の原因が父親の言動である可能性もあります。別居してストレスをなくせば、再登校できるかもしれません。
もちろん、別居となると経済的な問題も出てきます。ただし、一度心に負った傷は長い間消えないため、早めの対応を心がけていきましょう。
本日のまとめ
子どもが嫌がっているのにキスをする行為は、性的虐待です。今すぐやめるように伝えましょう。
ただし、伝えることで状況が悪化する可能性がある場合、専門機関(スクールカウンセラー、児童相談所、警察、公認心理士など)への相談を先に行うことが大切です。
明日ですが、「すぐに反抗期が終わる子育て法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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