不登校が改善した後に意識すること

中学生

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

1年生から保健室登校をしていたのですが、愛情バロメーターを高くしたところ、2年生になった現在は普通に登校できるようになりました。

本当に感謝しております。欲をだしてはいけないとは思うのですが、今のままでよいのか不安になり、ご相談させていただきました。

娘は女性アイドルグループが好きなのですが、そのグループに入りたい気持ちが強く学校から帰ってくると動画を見ながら歌ったりダンスをしたりしています。

中学生がそれでいいのか疑問に思ってしまいます。それを否定するとまた学校に行くのを渋ってしまいそうな気がするので見て見ぬふりをしています。

宿題はそのグループのCDなどを買ってもらうためにするのですが、それならよいのでしょうか。

せっかく立ち直ったので余計なことを言わないほうがよいのでしょうか。

今回の相談は、

  • アイドルを目指すことをやめさせるべきか
  • 不登校改善後、親はどこまで干渉して良いのか
という2つに分けられると思います。それぞれ分けて、私なりのアドバイスをしていこうと思います。
  • お子さんが少し特殊な夢を持っている
  • 不登校が改善した後勉強せずに悩んでいる
場合、参考になるかと思います。

アイドルになりたいなら目指した方が良い

夢

今回の相談者の子の場合、アイドルになりたいというを持っています。もし本気ならアイドルを目指させた方が良いと思います。

子どもたちの中には、不登校になりやすい子となりにくい子がいます。他の子と違う趣味や考え方がある子の場合、不登校になりやすいです。

一度でも不登校になったことがある子は、何かしら他の子と違う趣味や考え方を持っています。※今回の子はそれがアイドルの夢だと思います。

そこを否定してしまうと、また不登校になる可能性があります。であれば無理に否定するのではなく、応援してあげたほうが良いと思います。
  • アイドルに向かって全力で努力する人生
  • 部屋に引きこもりアイドルのyoutubeを見るだけの人生
どちらにしたいかということです。私なら前者を選びます。ちなみに歌手になりたい場合、こちらの方法で夢をかなえられます。

>>歌手になるための3つの方法

登校解決後の親のサポート方法

親子勉強

今回は夢がアイドルだったので、上記のようなアドバイスをしました。ただ子どもによってはアイドルではなく、普通に高校進学を考えているケースもあります。

高校進学を考えているのに、家に帰ってからずっとyoutubeを見ている場合、子どもの学年によってサポート法を変えると良いです。

中学1,2年生の場合

この時期は、宿題だけやればOKというスタイルで子どもを見守ることが大事です。無理に勉強させようとして、また不登校になったら本末転倒だからです。

宿題をきちんと行えば、オール2レベルの成績は取れます。まずはその成績を維持しながら、さらに愛情バロメータを上げていきましょう。

中学3年生の場合

3年生の場合、まもなく高校受験があります。ここで親が何も言わず、高校に進学できないのはかわいそうです。

そこで、「中学卒業後はどうしたい?」と子どもの意思を聞いてあげましょう。高校進学の意思があるなら、
  • 今の実力で進学できる高校
  • 少し努力すれば進学できる高校
をピックアップしてあげてください。現状を理解した後、子どもが勉強を頑張るならサポートする。

今の実力で行ける高校でもいいなら、その高校に入れるようにサポートすることが大事です。※過去に高校受験やる気UP勉強会に参加されていたら、その時にお伝えした方法で高校をピックアップしてください。

本日のまとめ

不登校

不登校が改善したとしても、子どもが勉強を頑張れるようになるには、少し時間がかかります。

ここで焦ってしまうとまた過干渉になり、不登校に逆戻りしてしまいます。とはいえ何も考えずに受験を迎えると、将来路頭に迷います。そうなってからでは遅いです。

中学1,2年生なら無理させない、中学3年生なら子どもの意思を聞いてから、サポートするかどうかを決めるというのが大事になってきます。

明日ですが、「なぜ日本は引きこもり大国なのか?」というお話をします。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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