ネットやSNSのルールの決め方と使い方

パソコン

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中学2年の娘のネット配信のことでご相談です。ツイキャスでカラオケ配信(ライブ)をしたいと言うので反対しました。

納得できる理由を聞かないとやめないと言います。学校のルールを守ること(SNS禁止)、何かあった時に責任、対処できない年齢であることを言いましたが、納得しません。

おそらく何を言ってもしないとは思います。これらのネット配信、動画配信について親はどう対応するのがいいと思いますか?

私の元には、毎日子育てに関する多くの相談が寄せられます。中でも最近特に多いのが、ネットに関する相談です。

子どもが「動画配信をしたい」と言っているのを止めさせたい場合や、スマホの使い方やルールの決め方がわからないお父様お母様がたくさんいるのです。

そこで本日は、こういった相談が来た時、私が普段どんなアドバイスをしているのか、解説します。

ネットのルールをきちんと決めることができるようになるので、トラブルが起きる前に対応できるようになると思います。

ツイキャスなどから起こる代表的な子どものトラブル

履歴書

最初に、今回の相談にあるツイキャス、ユーチューブ、インスタライブなど、動画配信できるツールを使って起こりうるトラブルについて、解説します。

動画配信ツールで起きるトラブルで、お父様お母様に意識してもらいたいのは2つです。1つ目は、動画が消せなくなる可能性があることです。

例えば、裸で踊っている動画をアップしたとします。題名などに自分の名前を入れていたら、名前で検索したときにその動画が出てきます。

就職試験のとき、最近の就職担当者は学生の名前をネット検索するのが主流です。そのとき、昔、裸で踊っている動画を発見したらどうでしょうか。

おそらく試験には受かりません。動画が消せないというリスクは、このようなところに影響を及ぼします。

2つ目は、知らない人との交流です。動画配信サービスだけでなく、SNSというのは知らない人と簡単に交流できます。

知らない人の中には怖い大人もいて、何かの事件に巻き込まれるリスクがあります。

動画配信ツールやSNSで、最低限決めるべき2つのルール

ルール

このようなトラブルがあることを踏まえて、最低限決めるべきルールは2つあります。

1つは、誰でも見られるアプリには、絶対に顔出しをしないということです。中学生の段階では、なかなか将来のことまで考えられません。

そのため、お父様お母様のほうで規制してあげることが重要です。もちろん、本格的にYouTuberを目指していくなら、それはそれで問題ありません。

また、LINEのグループチャット内での動画シェアなどは、他の方は見られないので、こちらもそこまで規制する必要はありません。

2つ目は、「問題が起きたときは、すぐに親に相談する」という約束をすることです。

何かトラブルが起きた後、誰にも相談しない状態で時間だけが過ぎてしまったら、状況は悪化します。いずれ、子どもだけでは解決できないトラブルに発展する可能性があります。

そうなると大変なので、問題が起きたら早い段階で相談するように、子どもに伝えておきましょう。

守れるかどうかを決めるのは愛情バロメータ

愛情

このようにルールを設けたとしても、子どもが守れるかどうかは愛情バロメータ次第です。愛情バロメータが高ければ、子どもは約束を守ります。

低ければ、子どもは「わかった」と返事だけして、動画を投稿するでしょう。また、子どもが約束を守らなかったのを見つけて、スマホを取り上げたとします。

この場合、子どもはなんとかしてスマホを用意して、親に隠れてこっそりSNSをやったりします。つまり、取り上げたところで問題は解決しないのです。

このテーマにおけて、最終的に親ができることは、ルールを決めることと、愛情バロメータを上げることのみということです。

なお、愛情バロメータを上げる方法については、「思春期の子育て講座」で詳しくお伝えしています。よかったらこちらも、参考にしてみていただければと思います。

>>思春期の子育て講座

本日のまとめ

話し合い

ネットやSNSを使う際のルールを決めるときは、まずネットに潜むトラブルやリスクについて子どもと話し合いましょう。

一度アップした動画が消せないことや、知らない人と交流する危険性について、知っておく必要があるからです。

最低限決めるべきルールは、顔出しをしないことと、何か問題が起きたらすぐに親に相談することです。

安易な顔出しや実名の公表によって、将来にまで影響を及ぼす恐れもあります。何かあったときには、早い段階で相談することも約束しておきましょう。

明日ですが、「頭を掻く子供の心理とは?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 

記事を読んでくださったあなたに道山からのお願いがあります

最後まで記事を読んでくださったあなたに、一つだけお願いがあります!本日の記事が少しでも役立ったのであれば、以下のバナーをクリックしていただきたいです。

クリックするだけで、ブログランキングのポイントがたまります。その結果、たくさんの方に思春期の子育て理論を広めることができます。

あなたの清き一票で、子どもたちの明るい未来を創ることができます。ご協力よろしくお願いします。

nblog1

動画で解説!ネットやSNSのルールの決め方と使い方

関連記事

  1. 3か月で家庭内暴力が改善した成果報告

  2. 親子

    子どもが心を閉ざす親と開く親の違い

  3. やる気でない

    勉強したくない高校生のやる気UP法

  4. サポート

    親が子どもにしてあげられる唯一のこと

  5. 勉強

    不登校の勉強の遅れを取り戻す方法

  6. 愛情不足

    子どもが愛情不足になる言葉TOP3

  7. ありがとう

    ありがとうの反対語とは?

  8. 傷ついた子供

    子どもに言ってはいけない3つの言葉

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

>>続きはこちら

活動風景

成績UP無料メール講座

思春期の子育てメール講座

アーカイブ

PAGE TOP