先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高3の息子と大喧嘩しました。頭が痛くて学校を休みたいと言われ、「頭痛くらいなら行きなさい、休むのなら欠席連絡はしない」と言ってしまったのが原因です。
実際には全く寝付けず、頭痛があったとのこと。「信じてくれないお前が嫌い」「お前の言うことは何も信じない。殺したい」と言われました。
いつも以上に息子の言葉と態度が激しくキツく、お互い傷跡が深くなっています。親子関係の修復は、どうすればできますか?
親子での揉め事は、ごく自然なことです。しかしそれが長引いたり、関係が崩れたりしてしまうと、親としてはショックですよね。
ただここで間違った対応をしてしまうと、取返しがつかなくなるので注意しましょう。
高校生の子育てで意識すべきことや喧嘩後の向き合い方がわかれば、親子関係は改善できます。笑顔あふれる明るい家庭を築くことができるはずです。
高校生の子育ての大前提
そもそも高校は、義務教育ではありません。高校に行かずに働くという選択肢もあります。
そのため、親は「行きたいならサポートするけど、行きたくないなら無理に行かず働けばいい」という気持ちで向き合いましょう。
今回の相談者さんの場合、「頭痛くらいなら行きなさい」と、何としてでも行かせようとしています。
このように無理に行かせようとすると、子育てが上手くいかなくなるので注意しましょう。
まずは素直に謝罪しよう
今回の相談者さんの場合、まずは頭ごなしに叱ってしまったことをきちんと謝りましょう。
親が素直に謝るからこそ、子どももも間違った行動をしたときに素直に謝れる人間になります。
「殺したい」という言葉も、一時的な感情です。本心で思っているわけではないので、あまり気にしないようにしましょう。
これが、壊れた親子関係を修復させる最初のステップです。
もし、すぐに許してくれなければ?
謝っても、すぐに許してはくれないかもしれません。しかし、大丈夫です。いつか時間が解決してくれます。
話しかけても子どもに無視されるなら、お弁当や料理など会話以外のところで愛情を伝えるようにしましょう。
高校の資料を集めたり、子どもの趣味のものを買ってみたり、おやつを用意したりするなどもいいです。
受験や学校のことで子どもと話さなければならないときは、パートナーや先生の力を借りるようにしましょう。
家で明るく過ごすことを心掛けていれば、いずれ親子関係は回復していきます。
本日のまとめ
高校は、義務教育ではありません。「高校に行きたくないなら無理に行かず働けばいい」という気持ちで向き合いましょう。
また、頭ごなしに叱ってしまったことは素直に謝罪した上で、子どもにとって安心できる家庭をつくることが大切です。
明日ですが、「中学生が学校に行きたくない理由TOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
この記事へのコメントはありません。