先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中学1年男子。朝起きることができず、遅刻します。「学校に8時までに行かないといけない」と言っているけれど、家を8時に出て、いくら注意してもききません。
遅刻が続くと成績や受験にも影響するだけでなく、不登校につながる可能性もあります。親としては、改善させたいですよね。
そこで今回は、遅刻してしまう原因と親がすべき対応をお伝えします。
対応を変えるだけで、状況は改善し、毎日朝から登校できるようになるでしょう。受験の心配も減るはずです。
本音か建前かをチェック
相談者さんのお子さんは「8時までに行かないといけない」と言っているのに、結局遅刻をしています。
この場合、言葉が本音なのか建前なのかをチェックしましょう。これによって、その後の対応が変わってくるからです。
本音であれば、子どもは遅刻することに悩んでいます。そのため、遅刻しないよう親がサポートをしましょう。
たとえば朝起こしたり、用意を手伝ったり、学校まで送っていったりするなどです。サポートすることで、いずれ一人でできるようになっていきます。
建前の場合、本当の原因をチェック
一方、「8時までに行かないと」と言葉では言いつつも、行きたくないと思っていることもあります。
この場合は、親を納得させるために建前を言っているのでしょう。そのため、学校に行きたくない理由を聞くことが大切です。
友達とのトラブルがあって行きたくないなら、先生と連携をとって早めに解決する必要があるでしょう。
学校が楽しくないなら友達に迎えに来てもらったり、勉強についていけないなら学習面でのサポートをしたりしましょう。
原因を改善することで、今よりも学校のことを前向きに考えられるはずです。
無気力の場合は愛情バロメータUP
学校に行きたくない理由を教えてくれなかったり、無気力だったりする場合は、愛情バロメータが低いことが原因です。
私の経験上、このパターンが一番多いです。ここを改善するには、まずは子どもが親に何を求めていることをチェックしましょう。そして、
- 話をしたいなら、しっかりと向き合って聞く
- おいしいものを食べたいなら、作る
- 家庭の雰囲気を良くしてほしいなら、明るい雰囲気を作る
その結果、遅刻しないように朝起きたり、学校や勉強を頑張ったりすることができるようになるはずです。
本日のまとめ
子どもが遅刻したくないのにしてしまう場合、親が朝の準備などを手伝ってあげましょう。
学校に行きたくない気持ちがある場合は原因を改善すること、そして愛情バロメータを上げることが大切です。
明日ですが、「子どもの発達障害の特徴3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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