子どもが学校生活に馴染めていないと、発達障害を疑うこともあるでしょう。ただし、過度に恐れる必要はありません。
今回は、子どもの発達障害の代表的な特徴や接し方のポイントを、3つに絞ってお伝えします。
特徴を理解したサポートをすれば、子どもと無駄にぶつかることがなくなります。短所は長所となり、子育ても楽になるはずです。
特徴1.他の子と比べて極端に落ち着きがない
「授業中にじっとしているのが苦手」「静かにしないといけない場面で騒いでしまう」こうした場合、ADHDタイプの発達障害の可能性があります。
他にも「忘れ物をしやすい」「突然カッとなると自分でも止められない」というのもADHDの特性です。
子育てのポイントとしては、解決策を一緒に考えてあげることが大切です。たとえば、
- カッとなったときには、声を出してもいいが手は絶対出さない
- 授業中座っていられなくなったら、先生に相談し別部屋で過ごさせてもらう⇒できる学校のみ
特徴2.他の子と比べて極端にこだわりが強い
「自分で決めたルールがたくさんある」「同じことをひたすら繰り返す」この場合はASDタイプの発達障害の可能性があります。
他にも「対人関係が苦手」「感覚器官が非常に敏感or非常に鈍感」というのも、ASDの特性です。
子育てのポイントとしては、その子の個性(マイルール)を頭から否定しないことが大切でしょう。
また予定が変わるとパニックになる子が多いので、事前に予定を伝えてからやりたいことをやらせるのがおすすめです。
特徴3.他の子と比べて極端に勉強が苦手
「文章を読み飛ばしてしまう」「文字が上手く書けない」この場合はLDタイプの発達障害の可能性があります。
他にも、「文章を読んでも理解できない」「言葉の発達が遅い」というのも、LDの特性です。
きちんと勉強をしているのに、2歳下の子が学んでいる内容が理解できないレベルであれば疑ってもいいでしょう。子育てのポイントは、
- 文章を読んでも理解できないなら、親が読んで耳から理解させる
- 直線を書くのが苦手の場合、マス目のあるノートで文字のつくりやバランスを分かりやすくする
本日のまとめ
発達障害は、タイプによって対処法が異なります。まずは、どの特徴があるかをチェックしましょう。
症状にあったサポートをすることで、日常生活を落ち着いて過ごすことができるようになります。
明後日ですが、「友達がいない高校生の子に親ができること」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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