先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
子どもは、「学ぶこと」から逃げて、拒否しています。そんな子にどうしたら「学ぶこと」の楽しさを引き出したら良いのか困っています。
何か良いアドバイスは無いでしょうか?
「学ぶこと」の楽しさは、大人でさえ理解していない人が多いです。その証拠に、自分の仕事に関する本を定期的に読んでいる人は、かなり少ないでしょう。
そこで今回は、子どもに学ぶ楽しさを伝える簡単な方法を紹介します。子どもの頃に、学ぶ楽しさがわかれば、親が何も言わなくても子どもは勉強するようになります。
お子さんの成績UPや才能開花にも直結すると思うので、試してみてください。
子どもが学ぶことが楽しめない2つの理由
子どもに学ぶことの楽しさを伝えるには、まずなぜ子どもが学ぶことを楽しめないかを知る必要があります。それには、大きく2つの理由があります。
1つ目は「興味がない」ことです。たとえば古文に興味がない子に古典の本を読ませても、当然面白いとは思わないでしょう。
2つ目は「わからない」ことです。内容がわからないものを楽しいと思うのは、難しいでしょう。
古文に興味があっても、先生の教え方が下手で理解できなければ、楽しさには気づけないのです。
子どもの好きなテーマから学習
子どもが学ぶことの楽しさを知るには、無理に5教科から学び始める必要はありません。ほかの分野であっても、子どもが興味を持つものからスタートすればOKです。
たとえば美術が好きなら、絵を描くことから学ぶ楽しみを学べるかもしれません。ゲームが好きなら、そこからプログラミングを学ぶ楽しさがわかることもあるでしょう。
まずは子どもが現在興味がある分野について、さらに深く学ぶように促し、そこから興味の範囲を広げていくのがポイントです。
ゲームに興味があるなら、プログラミングについて学んでみる。そこから、プログラミングを学ぶ上で数学の知識があると便利だと理解すると、数学を学ぶことにも興味を持つかもしれません。
教えるのが上手い先生を付けよう
分野自体に興味はあるものの、先生の教え方が下手だと興味を持てません。この場合は、教えるのが上手い先生を見つけましょう。
必ずしも、学校や塾の先生である必要はありません。最近は、テレビやYouTubeなどでも教育系のチャンネルは多くあります。そういったところから、探してみるのもいいでしょう。
たとえば子どもが興味を持てないのが「社会」なら、池上彰さんの番組や、中田敦彦さんのチャンネルなどは、学ぶ楽しさを知るのに効果的です。
はいち先生や、ムンディ先生などの動画もわかりやすいでしょう。親子で一緒に、子どもと相性のいい先生を探してみるのがおすすめです。
本日のまとめ
子どもに学ぶ楽しみを知ってもらうには「興味を引き出す」ことと「教えるのが上手い先生を見つける」ことが重要です。
はじめから、5教科の勉強につながるものである必要はありません。子どもが好きなものから、少しずつ興味の範囲を広げていくのがポイントです。
明日ですが、「道山流学習法勉強会2023を行いました」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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