「子どもの反抗期」に悩むお父さんお母さんは、とても多いです。ただし、成長していく上で必要な反抗期もあります。
そこで今回は、いい反抗期と悪い反抗期のメカニズムや、親としてどのように向き合っていけばいいかをお伝えしましょう。
お伝えするサポート法を意識すれば、親子関係は改善し、反抗も落ち着きます。子育ての不安も、軽減されるはずです。
思春期の子が親に反抗する3つの理由
思春期の子が親に反抗する理由は、主に3つあります。1つ目は、「自立による意見の相違」です。
成長するにつれて、子どもは自分の意見を持つようになります。親の意見と食い違うことがあると、反抗しているように感じるでしょう。
2つ目は、「親子関係の悪化」です。思春期になって共通の会話が減ると、親子関係が悪化しやすくなります。その結果、親への反発が増えるでしょう。
3つ目は、「ストレスの増加」です。思春期になると人間関係が複雑化したり、ホルモンバランスの変化によりイライラしやすくなったりします。
そのストレスを親にぶつけている状態ともいえるでしょう。では、それぞれどのように子どもと向き合っていけばいいのでしょうか。
自立は正常な反抗期
1つ目の理由である「自立」は、正常な成長です。自分の意見を親に言っているだけなので、素直に受け止めてあげれば問題ありません。
たとえば、子どもは「模試の前日は徹夜すべき」、親は「しっかり寝た方がいい」と意見が異なったとします。※基本的には、寝るのが正解です。
この場合は、一旦子どもの思う通りにやらせてみましょう。子どもは徹夜のせいで集中できず、結果が失敗となったときに、学ぶことができるからです。
ただし、明らかに間違ったこと(人に迷惑をかけること、人を傷つけること、法律やルールに違反することなど)は、失敗する前にダメだと伝えなければいけません。
冷静になると理解できることも多いので、時間を置いてから伝えるといいでしょう。
親子関係の悪化は危険な反抗期
2つ目の理由である「親子関係の悪化」は、危険な反抗期です。親子関係が改善しない限り、大人になってもずっと反抗し続けるからです。
ひどい場合は、非行に走ったり、引きこもりになったりするケースもあります。そこで、具体的に親がやるべきことは、
- 過干渉をやめる(口出しをしすぎない)
- 表情と言葉を明るくする
- 子どもが嫌がることをしない(勝手に部屋に入らないなど)
- 子どもが求めることをできる限りする
まずは話を聞いて、ストレスを発散させましょう。その上で、根本的な原因があるなら解決することが大切です。
本日のまとめ
子どもの反抗期には、2種類あります。子どもの自立による意見の相違は、正常な反抗といえるでしょう。
一方、親子関係の悪化から起こる反抗は危険です。早急に、親子関係の改善をしていきましょう。
家庭をいい雰囲気にしながらも、おかしなことには毅然とした対応をしていくことが大切です。
明日ですが、「通信制高校は受験勉強しなくてもいい?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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