先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
問題行動の多い中3娘。夏休みには髪を染め、化粧をし、3駅離れた街へ遊びに行っていました。帰りの運賃がなく、人からお金を貰ったそうです。
それ以降は運賃と飲食代を毎日渡しています。お金が無いときは親の財布から盗む事も。このような状況でお金は渡していてもいいものなのか?お金を渡さないべきなのか?
先日は帰るお金が無いからと遊んでいて、朝方補導されました。
何度注意をしても子どもがお金を盗んだり、夜中に遊んでいたりする状況では、将来が不安になりますよね。
ここで対応を間違えると犯罪にもつながり、学校や日常生活、将来へ大きな影響を及ぼすので注意しましょう。
そこで今回は、子どもが親のお金を盗む場合の対応法を解説しました。
しっかり対応すれば、お子さんを更生させることができます。子育ての悩みもなくなるはずです。
お金を渡すor渡さない、どっちがいい?
まず考えたいのは「今の状態でお金を渡さなかったらどうなるか」です。おそらく、
- 親の財布からお金を盗む
- 友達や先輩からお金を借りる
- Twitter(X)などで違法なバイトを探す
そのため、現状は一時しのぎでお金を渡すのがいいでしょう。ただし、最低限遊べる金額のみにすることが大切です。
なぜ、親の言うことを聞かないのか?
そもそもなぜ相談者のお子さんは、親の言うことを聞かず、問題行動ばかりしてしまうのでしょうか。これは、親の話を聞ける親子関係ができていないからです。
つまり愛情バロメータを上げない限り、問題行動はどんどん悪化するでしょう。そこで、
- 夜遅く帰宅したときに叱るのではなく心配をする
- 温かい食事を作って居心地のいい家庭を作る
- 子どもの話をしっかり聞き、ストレスを解消させる
事件に巻き込まれる可能性があるなら?
通常は、愛情バロメータを上げた後で、何がダメな事を伝えれば改善できます。
ただ今回の相談者さんの場合、すでにお子さんが事件に巻き込まれたり、犯罪に手を染めてしまったりする可能性があります。
このように危険を伴う場合は、正直愛情バロメータが上がるのを待っている余裕がありません。
そこで早急に全寮制フリースクールなどに子どもを預かってもらうか、警察などに相談をした方がいいでしょう。
何かあってからでは遅いからです。経済的に可能なら全寮制フリースクール、難しければ警察や児童相談所に相談するのがベストです。
本日のまとめ
今回の相談者さんの場合、子どもへお小遣いを渡さないと盗みや万引きにつながります。そのため、最低限の額は与えた方がいいでしょう。
ただし、根本的な原因は「親の言うことを聞けない親子関係」です。子どもへの向き合い方を変え、愛情バロメータを早急に上げましょう。
可能であれば、全寮制フリースクールへの入所や他機関への相談も、検討していくことをおすすめします。
明日ですが、「子どもにかけるおすすめ教育費TOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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