先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中学生の娘が父親が亡くなったタイミングで学校に行けなくなりました。部活だけ行っています。
最近は会話も増え、少しずつ勉強するようにもなってきましたが、部活のトラブルで学校に行けていません。
本人なりに父親との事を心の中で整理している最中なのだと思いますが、この場合、親は学校や勉強の事に対してどんな姿勢でいたら良いでしょうか?
心に大きな傷を負ってしまうと、それをきっかけに学校に行けなくなってしまう子は多いです。
今回は、親が亡くなったときの子どもの心理状態と、子どもとの向き合い方についてお話します。
子どもの気持ちに寄り添うことで、お子さんとの関係はさらに良好となります。悲しみに向き合いながら、いずれ立ち直ることができるはずです。
親が亡くなったときの子どもの心情
親や身近な人が亡くなったとき、子どもの心と身体にはどのような変化があるのでしょうか?
多くの場合、自暴自棄か無気力な状態になります。声をかけると暴れたり、逆に何を言っても反応しなくなったりするのです。
情緒不安定や不眠、食欲低下など、うつと同じような状態になったりすることもあるでしょう。
これは、気持ちの整理ができていないことが原因といえます。
ステップ1.落ち着くのを待ってあげる
身近な人の死を受け入れられないときには、勉強や学校のことを言ってもムダです。むしろ言えば言うほど、親子関係は悪くなります。
そこで、子どもの気持ちが落ち着くのを待ってあげましょう。と同時に、
- 話を聞く
- 好きな料理を作る
- 趣味に付き合う
「学校に行った方がいいかな?」「次のテスト勉強やった方がいいかな?」「高校どこに行くといいかな?」
など、子どもの方から言ってくるようになるでしょう。そのタイミングで、次のステップに移りましょう。
ステップ2.子どもの意志を尊重する
子どもが学校に行きたいと思っているなら、朝起こす、車で送迎するなど、子どもが求めるサポートを行いましょう。
学校でトラブルがあるなら、それを解決するために、先生と協力することも大切です。
成績を上げたいと思っているなら、わからない問題を教えたり、一緒に勉強計画を立てたりしましょう。
大切なのは、「気持ちの変化が出てきたあとで行動に移すこと」です。
子どもの気持ちが落ち着いていないのに行動を促しても、子どもは反発します。タイミングが重要です。
本日のまとめ
親や身近な人が亡くなったとき、子どもは心に大きな傷を負います。自暴自棄になったり、無気力になったりすることも多いでしょう。
このような状況のときは、落ち着くのを待ってあげること、子どもの意志を尊重することが大切です。
これができれば親子関係はさらに良くなり、いずれ立ち直ることができます。
明日ですが、「定期テストと模試、どっちが大切?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!親の死がきっかけで学校に行けないときは?
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