子どもに愛情を持って接していても、愛情不足になることはよくあります。ただ、長期化すると問題行動にも発展するので、注意が必要です。
そこで本日は、子どもが愛情不足になったときにどういう変化が起こるのか、そしてどう対応していけばいいのかを解説しましょう。
幼少期、思春期どんな時期にも関わらず起こりえることです。変化を捉えて対応を変えていけば、悪化する前に改善することができると思います。
結論!甘える頻度が増える
愛情不足の初期段階では、甘える頻度が増えます。子どもは親から愛情がもらえていないと感じると、それを確かめようとするからです。そして、
- わざといつも以上に甘えてみる
- わざと親が嫌がることをして反応を見る
- わざと手のかかることをして気を引く
愛情不足の症状が出たらどうする?
上記のような症状が出た場合、正常な要求には応え、おかしな要求には毅然とした対応をするようにしましょう。
そもそも愛情不足になっているわけなので、要求の頻度やレベルは通常よりも大きくなっています。
この要求をできる限り聞くことで、子どもは親の愛情を感じ、愛情不足が改善されていくでしょう。
正常な要求とは、「話聞いて」「唐揚げ作って」「イオン連れてって」など、年齢的に当然の要求のことです。こういった要求はどんどん聞いてあげてください。
一方おかしな要求とは、暴言を吐いたり、中学生なのにタバコや10万円のバックを要求したりなど、年齢的に聞いてはいけない要求のことです。
もし愛情不足が解消しないと?
初期の段階で愛情不足を改善できないと、さらに要求や問題が悪化していきます。
無気力になって学校に行けなくなったり、親に対して暴言や暴力を振るうようになったりすることもあるでしょう。
すると親としても精神的に参ってしまい、子どもに愛情をもって向き合うことができなくなります。
こうなると、改善したくても、親の力だけでは改善できなくなります。外部の力を借りないといけなくなるため、費用も掛かってしまうのです。
そうなると辛いので、出来る限り愛情不足になりかけたタイミングで、改善しておくといいでしょう。
本日のまとめ
子どもが愛情不足になると、親の愛情を確かめようとするため、甘える頻度が増えます。
正しい要求にはできる限り応えることで、子どもの心は満たされ、愛情不足は改善されていきます。
この段階でも要求を聞かずにいると、問題行動がエスカレートしていくので注意しましょう。
明日ですが、「高校生男子の反抗期対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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