後悔しない!進路の決め方の大原則

進路

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

私立中高一貫の中1の母です。本人は公立を希望でしたが、親が説得して私立に行きました。

初めは楽しかったのですが、勉強もハードで成績も下がってきたことや、朝6時半に家を出るなど本人の負担が出て、11月から行き渋っています。

公立と比べ大変だと言い、親のことを恨んでいます。仲のいい友達とも別れてしまい反抗的です。親の行動を改善していますが、公立に転校すべきか悩んでいます。

子どもの気持ちを無視して進路を決めると、後でトラブルが起きた時に対応が大変になります。

ただ、中高一貫校に行くメリットを考えて、子どもに行かせたいと思っている方も多いでしょう。

そこで本日は、進路選択の大原則ともし上手くいかなかったときの改善ステップをお伝えします。

中学、高校、大学、どの受験においても必要な進路選択法をお伝えするので、参考にしていただければ幸いです。

後悔しない進路選択の仕方

親子

後悔しない進路選択のためには、2つの条件がそろう必要があります。1つ目は、良好な親子関係です。

愛情バロメータが低いと、親に本音を言えなくなるからです。わざと逆らおうとしたり、行きたい進路があっても話してくれないでしょう。

2つ目は、最後は子どもに決めさせることです。そうしないと、うまくいかなかったときに親のせいになります。

子ども自身が決めた場合は、「仕方ない」「もう少し頑張ろう」と思うことができるかもしれません。

親のエゴで進路を決めてしまったら?

謝罪

厳しい話ですが、今回の相談者さんの場合、親が一方的に進路を決めてしまったことが原因です。

この場合、まずは全力で謝罪しましょう。その上で、今できることを伝えるといいです。

「公立に行きたいなら全力でサポートする」と、声かけしましょう。過去の過ちを責めても仕方がありません。大事なのは、ここからどうしていくかです。

ただし、親子関係が良好でなければ、こういった話し合いすらできないでしょう。謝罪とともに愛情バロメータを上げることが大切です。

転校してうまくいく子の条件

親子

今回の相談者さんの場合、転校して公立で再スタートを切るのがいいと思います。ただ、たとえ公立に転校したとしても、うまくいかずに不登校になってしまう子もいます。

このとき、うまくいく子といかない子の違いは「良好な親子関係があるかどうか」です。

親子関係が良好で愛情バロメータが高ければ、いろいろなことを行動するためのエネルギーが出てきます。

その結果、学校を頑張ったり、嫌なことを乗り越えたりすることができるでしょう。愛情バロメータが低いと、転校しても学校に行けないことがあるので注意してください。

本日のまとめ

愛情

後悔しない進路選択のためには、良好な親子関係をつくることと、最後は子どもに決めさせることが必要です。

お父さんお母さんは、日頃から愛情バロメータを上げておき、色々な選択肢を子どもに伝えましょう。

望む進路に進むことができれば、充実した学校生活を送ることができるはずです。

明日ですが、「不登校解決勉強会を開催しました」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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