先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高校生の息子が私にだけ口を聞いてくれません。この状態3年半になりました。原因も心当たりがあり反省しますが、この状況に耐えられず、自分のメンタルもやられています。
おかえり、おはよう、などは頑張って声がけしていますが、無反応。謝りたいこと、今後の進路のことなど、話をしたいですが、全くできないです。
話を聞く、傾聴することすらできない状況。どうしたら良いでしょうか。
子どもとの関係を改善していくためには、直接会話をするのが重要です。ただ、口を利いてくれないような状態だと、なかなか難しいでしょう。
ここでは、子どもが会話をしてくれないような場合に、どのように親子関係を改善するのかを紹介します。
親子関係が改善すれば、子どもの悩みを聞くことができるようになります。進路なども一緒に考えられるため、勉強のやる気UPにも繋がるはずです。
まずは親のイメージUP
子どもが会話に応じてくれない場合、まず親のイメージをよくするところから始めなければいけません。
親が落ち込んでいたり、ネガティブな言葉をかけたりすると、イメージは悪くなってしまいます。
日々、良い言葉を使い、良い表情をするように意識しましょう。直接話せないので、子どもの好きな料理を作ったり、お弁当に力を入れたりするのもいい方法です。
以前、子どもの傷付ける言動をしてしまいまだ謝っていないなら、先に謝りましょう。手紙で伝えても構いません。親も人間で、ミスをするものですから、過剰に落ち込む必要はありません。
無視されても、笑顔であいさつ
子どもが無視をするとしても、あいさつは笑顔で続けるようにしましょう。明るい雰囲気で、話しやすい人であることを伝えることが重要です。
ただ、返事がないからといってしつこく繰り返すと逆効果になります。あくまで、普通にあいさつをするぐらいの頻度にとどめましょう。
それでも、無視され続けるのは親のメンタル的にもきついことです。そういった場合は、別のことでメンタルの回復を図りましょう。
誰かに話を聞いてもらったり、趣味を作ったり、相談できるサイトを使ったりという方法があります。
大事なことは他の人に伝えてもらう
関係が悪い状態では、子どもに伝えたい大事なことがあっても聞いてもらえません。
そういった時は、誰か他の人に伝えてもらいましょう。学校や塾の先生、あるいは夫や祖父母でも構いません。
全て自分一人でしなければいけないとは、思わないようにしましょう。
また、子どものうちは話ができなくても、将来的に大人になったら話ができるようになることが多いです。その時に関係が完全に切れてしまわないように、子どもと向き合っていきましょう。
本日のまとめ
子どもが会話をしてくれない場合、まずは親のイメージを上げ、話してもいいと思ってもらうことが重要です。
状況によっては、長い時間がかかることもあります。地道に時間をかけながら続けていきましょう。
明日ですが、「子どもの意志を優先し、受験が成功した成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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