進路を見つけさせる親の関わり方

親子

先日、こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中2男子母です。反抗期真っ只中の上に、成績が1年の頃からどんどん下がり続け、でもスマホばかり。

本人は、将来の夢や行きたい高校が見つからないためやる気が出ないと言います。学校見学以外に進路を見つける方法はありますか?

お子さんが進路を見つけられないと、どうサポートすればよいか悩みますよね。

そこで今回は、「進路を見つけさせる親の関わり方」について解説しましょう。

スムーズな対応をすれば、お子さんはきちんと夢を見つけることができます。勉強のやる気も出て、高校受験も合格できるはずです。

まずは愛情バロメータをチェック

チェックする

相談者さんのように反抗期、成績も下がっている、スマホばかり、夢もない場合、最初にチェックしてほしいのが、愛情バロメータです。

これが低いと、まさにこういった症状になります。無気力になって、将来に希望を持てないため、勉強も頑張れないのです。

チェック方法は簡単で、「子どもと他愛もない話ができるか」「簡単なお願いを聞いてもらえるか」にイエスかノーで答えてみてください。

ノーがある場合は、愛情バロメータが原因である可能性が高いでしょう。

一時的に成績が下がってもOK

親子

愛情バロメータが低い場合、まずは上げることから始めましょう。子どもが喜ぶことをして、嫌がることをやめることが大切です。

たとえば「勉強しなさい」と言うのをやめて、好きなゲームの話をしましょう。こうすることで、子どもは親の愛情を感じてくれます。

一時的に成績が下がることもありますが、今は気にしなくて大丈夫です。幸い、今は中学2年生なので時間に余裕があります。

2年生のうちに愛情バロメータを上げておけば、3年生から受験対策を始められます。目先の成績を気にしてはいけません。

愛情バロメータが高い場合

釣り

愛情バロメータが高いのに夢が見つからない場合、経験を増やすことが大事です。学校見学も効果的ですが、その前に夢を見つけましょう。

本当にやりたいことを見つけてから、それにつながる学校を探す流れがおすすめです。

経験を増やす方法は、子どもが好きなことに関するイベントに行くことです。

たとえばゲームが好きなら、ゲーム関連のイベントに参加してみましょう。そこでゲームクリエイターなど、いろんな仕事を知ることができます。

親が好きなことに誘うのもいいでしょう。山登りや釣りなど、一緒に体験することで新しい視点が広がります。

本日のまとめ

勉強

進路を見つけるには、まず愛情バロメータをチェックしましょう。低い場合は、子どもが喜ぶことをして嫌がることをやめることです。

愛情バロメータが高い場合は、経験を増やすことが大切です。子どもが好きなイベントや、親が好きなことに誘ってみましょう。

初めての経験をすることで、夢を見つけるきっかけが増えていきます。夢が見つかれば、勉強のやる気も自然と引き出せるでしょう。

明々後日ですが、「子どものスキンシップはどこまで寄り添う?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!進路を見つけさせる親の関わり方

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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