先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
娘は今日まで努力をせず何にしても上手く渡ってきています。勉強も学年で1、2位と苦手教科もなくといった感じです。
そんなせいか目上の人に対して小馬鹿にした態度があります。本人はそんなつもりはないと言いますが、実際に相手を気分悪くさせます。
挫折の経験もないと思います。困難に乗越える力を養う為にも大人になる前に挫折や悔しい経験も必要かと思うのですが先生はどうお考えになりますか?
挫折経験がないと、将来大丈夫か?と不安になるのではないでしょうか。そこで今回は、挫折経験がない子のサポート法をお伝えします。
親は、子どものことを常に心配してしまう生き物です。勉強できなくても悩み、できすぎても悩みます。今日は、できすぎて挫折経験がない方からの相談です。
全く勉強しない子の親からしたら「ぜいたくな悩み」と思うかもしれません。しかし、今後子育てが上手くいくと、同じような悩みが出てくることもあります。
すでに挫折経験がない場合はもちろん、今後こういった悩みが出てくる場合のためにも、チェックしていただければ幸いです。
挫折経験がないと将来起こること
挫折経験がない状態で大人になると、どうなるのでしょうか。実は、大人になって挫折したときのダメージが大きくなります。
恋愛で考えると、わかりやすいです。小さいころから恋愛で失敗したことがない人が初めて失恋すると、大きな傷を負います。
酷い場合、1ヶ月ほど半うつ状態になることもあるでしょう。一方で、小さいころから失恋ばかりの人は、多少の失恋では傷つきません(笑)
勉強や部活も同じです。小さいころから成功ばかりの子は、失敗したとき他の子以上に大きな傷を負います。
こういったことを考えると、小さいうちに多少挫折経験があった方が、将来的には楽になります。
子どもに挫折経験を積ませる方法
では、どうしたら挫折経験を積ませることができるのでしょうか。
今回の相談者さんのお子さんは、常に学年トップです。この場合、勉強のレベルがあっていない(公立だと、お子さんにとっては低すぎる)可能性があります。
こういう子には、挑戦をさせるといいです。小学生なら、中学受験をさせるといいでしょう。中学生なら、ハイレベルな集団塾に入れたり、偏差値の高い高校を目指させたりするのが良いです。
その結果、自分よりもできる子と出会うため、必ず挫折を経験します。そこで成長できるのです。ただし、挫折経験よりも大切なことは親子関係です。
子どもが望んでもいないのに受験をさせるのはやめましょう。あくまでも「あなたはかなり頭がいいから、中学受験するのはどう?」という感じで提案するくらいがベストです。
小ばかにしてしまう癖を直す方法
周りを小ばかにすると、いずれ揉め事が起きます。先輩から「調子に乗ってんじゃねーよ」と言われたり、社会に出てから上司に叱られたりするでしょう。
親としては、このタイミングが来るのを待ってあげればいいです。そのタイミングで「こういう言葉を使うと、馬鹿にしているように聞こえるよ」と伝えましょう。
現状子どもは、そのことを問題だと思っていません。今ここで伝えようとしても、うまく伝わらないと思います。
親子関係を良くしておいて、子どもが悩んだときに伝えるのがベストです。
本日のまとめ
挫折を経験して負う傷は、年齢を重ねてからのほうが大きくなります。つまり、小さい頃から挫折を経験している子の方が、将来楽になります。
そこで、ハイレベルな塾に入れたり、中学受験などで、一つ上のレベルの子たちと接する場を作ってあげましょう。ただし、子どもが望む場合限定です!
明日ですが、「子どもが伸びる愛情の与え方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!挫折経験がない子は将来危険?
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