最近本屋に行くと、モンテッソーリ教育の本がたくさん並んでいます。ただ、ほとんどが幼児期の子ども向けです。
そのため、「モンテッソーリ教育って何?」「中学生にも実践できるの?」と思われている方が多いと思います。
そこで今回は、モンテッソーリ教育を思春期の子に行う方法をお伝えします。お子さんの自己肯定感UPや成績UPなどにつながるので、ぜひ実践してみてください。
モンテッソーリ教育とは?
そもそもモンテッソーリ教育とは、約110年前にイタリアの女医マリアモンテッソーリが作った教育法です。
プロ棋士藤井聡太さん、オバマ元大統領、世界一の金持ちでAmazonの創業者ジェフベゾスなどが受けてきた教育としても知られています。
通常の教育との違いは、
- 通常の教育「教える」ことが中心
- モンテッソーリ教育「子どもに考えさせる」ことが中心
その結果、自主性、自立性、発想力が育ちやすくなります。※これら以外にも特徴がありますが、今回は割愛します。
思春期の子育てに生かす3つのコツ
では、モンテッソーリ教育を思春期の子育てに生かす場合、どうしたらいいのでしょうか。3つのコツをまとめました。
1つ目は「子どもがやりたいことを、とことんやらせる」ことです。好きなことを自らすることで、自主性が育ちます。
2つ目は「子どものやることを否定しない」ことです。やることをしっかりやっていたら、子どもが好きでやっていることは否定しないで見守りましょう。
3つ目は「失敗を受け入れること」です。自らの意志で何かをやってみると、必ず失敗します。それを避けていたら、自立性や発想力は養われません。
この3つを意識すると、お子さんの自主性、自立性、発想力が伸びます。
絶対やるべき声かけ法
モンテッソーリ教育では、「子どもに考えさせる」ようにします。これを声掛けに生かす場合、どうしたらいいのでしょうか。
たとえば、子どもが友だちに手を出してしまったとします。このとき「ケガするからダメ」と言うのではなく「手を出すのはなぜダメだと思う?」と考えさせればいいのです。
もちろん状況によっては、このタイミングで厳しく叱ることも必要です。ただ、すでに学校で叱られて帰ってきた後などであれば、ダメな理由を考えさせたほうがいいでしょう。
家でも叱られると、子どもは疲れてしまうからです。このように、声掛けを工夫することで考える力を身につけさせましょう。
佐々木正美先生の子育て法も考え方は同じ
ちなみにここまで読んで、「あれ?道山先生が普段メルマガで書いていることと似てない?」と思われたかもしれません。そうなんです。実は、私の子育て法と共通している部分がたくさんあります。
そもそも私の子育て法は、児童精神科医である佐々木正美先生の考え方がベースになっています。
>>佐々木正美先生
つまり、マリアモンテッソーリも佐々木正美先生も、基本的な考え方は同じなのです。ただ、それを幼少期からやらせるところが、モンテッソーリ教育のすごいところだと思います。
本日のまとめ
モンテッソーリ教育は、答えを教えるのではなく、子どもに考えさせるのがベースです。また、本人のやりたいことをとことんやらせるのも特徴です。
思春期の子どもに実践する場合、子どもの好きなことをやらせ、失敗を受け入れましょう。
明日ですが、「挫折経験がない子は将来危険?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!モンテッソーリ教育って何?
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