よく聞かれる質問に「ゲームはいつから子どもに与えるのが良いのでしょうか?」というものがあります。
「またゲーム以外にも、スマホやタブレットは与えても良いのでしょうか?」というような相談も良く来ます。
これに対する私の回答は「家庭のルールで決めればよいですよ」というものです。正直、与えても与えなくても子どもに大きな変化はありません。
そこで本日は、なぜスマホやゲームを与えても与えなくても、子どもに大きな影響がないか説明します。
この理論がわかると、余計なことで悩む必要がなくなるため、子育てが楽になりますよ!
目次
愛情バロメータが高い家庭の場合スマホ依存にならない
なぜ、ゲームやスマホを与えても与えなくてもあまり影響がないのか?実は全ては愛情バロメータ次第だからです。
多くのお父様お母様は、スマホやゲームを与えたらそればかりに依存して勉強しなくなることを恐れます。しかし、愛情バロメータが高ければ、そもそもスマホやゲーム依存にはなりません。
逆に愛情バロメータが低ければ、スマホやゲームを与えなくても他のものに依存します。以下4つのケースに分けて状況を説明します。
愛情バロメータが高い家庭がスマホやゲームを与えた場合
一時的にスマホやゲーム依存にはなりますが、基本的に親が「もうやめなさい」と言えばしぶしぶでもやめます。仮に成績が下がったとしたら、一時的に取り上げればよいだけです。愛情バロメータが高いので子どもは納得して勉強を頑張ります。
愛情バロメータが高い家庭がスマホやゲームを与えなかった場合
「うちは高校生になってからしかスマホは買いません」と言えば、子どもは嫌々ながらも納得します。それが原因で親に反発することもありません。愛情バロメータが低い家庭がスマホやゲームを与えた場合
すぐにスマホやゲーム依存になり、酷い場合は昼夜逆転生活になります。取り上げようとすると反発し、暴れます。愛情バロメータが低い家庭がスマホやゲームを与えなかった場合
買ってくれないことに腹を立て家の中で暴れます。それでも買ってくれなければ、親のお金を盗み勝手に購入するか、お店から盗みます。その結果、買わざるを得なくなります。またそこまではしない子どもの場合、部屋に引きこもりパソコンや漫画依存になったり、家を出て深夜俳諧をするようになります。
大事なのは何を与えたかではない
このように、子どもにスマホやゲームを与えても与えなくても、状況ってあまり変わりません。
与えればスマホ依存になるし、与えなければ力づくで手に入れようとするか他のものに依存するだけだからです。
子どもがスマホゲーム依存になると、ついスマホやゲームのせいにしてしまいがちになりますが、これは大きな誤解です。本当の原因は愛情バロメータが低いことです。
本日のまとめ
今は日本人の10人に9人がスマホやゲームに依存していると言っても過言ではありません。私もその一人で、暇さえあればスマホを使って読書をしています。
ただ、やめないといけない場面でやめられる人もいれば、やめられない人もいます。その違いは、自律心があるかどうかです。
子どもも同じで、親がやめなさいと言ってやめられる子もいればやめられない子もいます。その違いは、愛情バロメータが高いかどうかです。
表面上の問題ではなく、本質はどこにあるのかを見極め、対応していくようにしましょう。なお愛情バロメータを上げる方法はこちらで解説しています。
>>思春期の子育てメール講座
明日ですが、「子どもが部屋に引きこもるのきっかけと心理状態」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
道山ケイのブログを少しでも楽しんでいただけた場合は、下記のボタンをクリックをいただければとても嬉しいです 🙂
↑ 道山ケイはいま何位?
この記事へのコメントはありません。