先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
息子が帰り道で同級生の友達に手を出してしまったということを学校経由で聞きました。
発端は相手からわざとツバをかけられたり、私が作ったお弁当をマズそうと何回か言われたことが積もり積もって、切れちゃったみたいです。
母子家庭のため、私ができることは、次男リクエストのご飯を作ることぐらいしかできません。
今後どうしたらよいでしょうか。アドバイスいただけたらと思います。
学校へ行ってるといろんなトラブルが起こります。子どもが友達に手を出してしまうこともあるでしょう。
ただ、こういった状態でも、きちんとした対応法があるので安心してください。
これから解説する流れで対応していけば、今後同じようなことを繰り返すことはなくなるはずです。
目次
喧嘩なんてよくあることだと考えよう
子どもにとって、喧嘩はよくあることです。私自身が中学生だったとき、何度も友達と喧嘩をしました。
ですから、そこに一喜一憂する必要はありません。ただ、最近の社会は、喧嘩で誰かが怪我をしただけですごく敏感になります。
酷い場合は、それだけで犯罪者扱いされることもあります。こういった社会だと、つい親も敏感になって、間違った対応をしてしまうことがあります。
すると、子どもがますます荒れます。これが一番よくないです。まずはお父様お母様が「友達と喧嘩をするなんてよくあること」だと考えることが大事です。
大きな問題に発展しないために、今からできる3ステップ
たまに友達と軽い喧嘩をするくらいなら問題ありません。ただ、それを繰り返してしまうのは少し問題です。
そこで、同じ失敗を繰り返さないために、親がすべき3ステップを解説します。
ステップ1 子どもの気持ちを受け止める
子どもが友達と喧嘩をしたとき、最もよくある失敗は、いきなり子供を叱ってしまうことです。これは、絶対にダメです。相談者さんの子どもが、なぜ友達に手を出したのかというと、「わざと何度もツバをかけられたり、お母さんが作ったお弁当をマズそうと言われた」からです。
ここで親が「あんたがダメなんでしょ!」と言ってしまうと、子どもは親に裏切られた気持ちになります。
「ツバかけられたらムカつくよね」「お母さんが作ったお弁当のために怒ってくれたんだね、ありがとう」と、まずは気持ちを受け止めてあげてください。
気持ちを受け止められると、子どもは心を開きます。すると、親の指導が聞き入れられるようになります。
ステップ2 何がダメだったか冷静に伝える
心を開かせたあとで、何がダメだったかを冷静に伝えましょう。今回、相談者の子どもは、相手の子に手を出しています。これは良くないことなので、この点を伝えます。「あなたが怒ったことは悪いことではないし、気持ちはよくわかる。ただ、手を出したらその瞬間に負けだよ。これだけは次回はやめようね」
という感じで、何がダメなのかを伝えましょう。子どもも、心が開いているので、冷静に受け止められるはずです。
ステップ3 愛情バロメータを上げる
ステップ2まで行えば、子どもは同じ過ちを繰り返しません。もし、同じように手を出してしまうとしたら、それは愛情バロメータの問題です。愛情バロメータが低い子どもが、イライラすると、そのストレスを解消させるために相手の子に手を出すことがあるからです。
そこで、日頃から子どものストレスができるだけ解消されるように、愛情バロメータを上げていく努力をしましょう。
こちらについては、私が無料で配信している「思春期の子育て講座」で詳しく解説しています。
>>思春期の子育て講座
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本日のまとめ
子どもが友達と喧嘩をすることは、よくあることです。ただ、手を出すことは良くないことです。
もし相手の子に手を出してしまったら、「子どもの気持ちを受け止めること」「何がダメだったかを冷静に伝えること」「愛情バロメータを上げること」の3つを行いましょう。
頭ごなしに叱るのではなく、子どもの気持ちを受け止めることが先です。すると、親の指導を聞き入れてくれるようになります。
次回ですが、「先生が家庭訪問をする本当の目的」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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