悲劇!小学校受験で起こる2つの悪影響

附属小学校

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

小学校受験についての相談です。私が住んでいる市には、附属小学校があります。私の学区の小学校は、全校でも35名ほどの少ない小学校ということもあり、あまり行かせる気にはなりません。

だから、と言う理由だけではありませんが、受験をしようと考えました。附属小学校での教育方法にすごく興味があります。

子供にこんな良い環境で勉強を受けられたらもっと良いなと思いました。義理の父は、反対しています。

普通の小学校でも、良いとは思うのですが、道山先生はお互いの利点は何だと考えますか?普通の小学校を卒業した子とは、何が違ってくると思いますか?

「小学校受験しようか迷っている」「付属小学校に入学するメリットを知りたい」と悩んでいないでしょうか。今回は、小学校受験のメリットとデメリットをお伝えします。

実は、小学校受験すべきかどうかは子どもによって変わります。私立や国立の小学校に行けばものすごく伸びる子がいる一方、荒れて不登校になる子もいるからです。

そこで本日は、その違いと小学校受験すべきかどうかの考え方を詳しくお伝えします。間違った進路選択で失敗する前に、チェックしていただければ幸いです。

付属小学校に進学する3つのメリット

メリット

私は、付属小学校に進学するメリットは3つあると考えています。1つ目は、優秀な教育が受けられるということです。これにより、新たな視点、新たな興味が生まれます。

2つ目は、一緒に通う友達の良い影響をもらえるということです。みんな勉強を頑張るから、その中で自分も頑張ろうと思えるのです。

3つ目は、そのまま中学、高校、大学に進学できることです。結果的に大学進学のハードルが下がるので、大学受験でそこまで苦労する必要はなくなります。

距離が遠い場合は危険

電車

メリットはあっても、自宅から付属小学校までの距離が遠いと注意が必要です。たとえば、行き2時間、帰り2時間かけて通学する子がいます。

最初は親が送り迎えをしても、いずれ電車で通学することになるでしょう。すると朝は5時起きになります。私立や国立は、宿題が多いケースもあります。

すると、寝る時間も遅くなりいずれ倒れてしまうのです。家から学校までが遠すぎる場合(通学に1時間以上かかる場合)は、正直おすすめできません。

※もちろん、体力に自信があるという場合は大丈夫です。

学力レベルが違うと危険

倒れる

優秀な教育を受けられるということは、レベルが高いということです。無理して進学してついていけなくなると、毎日夜遅くまで勉強しないといけません。

すると、いずれ倒れてしまうことがあります。こうならないために、学校が子どものレベルが合っているかどうかはチェックすべきです。

これらのポイントを押さえたうえで、最後は子どもの意見を聞いて進学するかどうか決めましょう。子どもが行きたいというなら行かせる、嫌がっているなら、無理に行かせないというのが基本です。

本日のまとめ

小学生

今回紹介したメリットや、行かないほうがいいという基準は私独自のものです。もしかしたら「うちの子は家から2時間かかって登校できていますが問題ありません」という方もいるでしょう。

ただ私は、これまで100名以上、上記のような相談に乗ってきました。そして、半分くらい(50名くらい)は、結局公立小学校や公立中学校に転校しています。

付属小学校は、優秀な教育が受けられるとい良い面がある一方、ついていくのが大変というデメリットもあります。そのあたりを総合的に考え、進学すべきか決めるようにしましょう。

しかし、家から遠い場合や、子どもの学力レベルに合っていない場合は、体調を崩して倒れてしまう可能性が高いです。最後は、子どもの意見を尊重して決めましょう。

明日ですが、「友達から無視される子に伝える3つのこと」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!悲劇!小学校受験で起こる2つの悪影響

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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