先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
先生に聞きたいのは 生徒会や委員長など積極的にした方が 内申点が上がるのでしょうか?
娘は代議委員が結構大変だったのでもうゆっくりしたいと言っています。
「学級委員や生徒会などの役職に就くと、内申点が上がりますか?」という相談は多いです。
実は、内申点以上に生徒会や学級委員をするメリットってたくさんあります。そこで本日は「生徒会や学級委員を行うメリット」について解説します。
あなたのお子さんが、こういった仕事をやろうか迷っているのなら、今回のお話を参考にしてもらえればと思います。
目次
生徒会役員や学級委員を行う2つのメリット
生徒会や学級委員などの仕事をすることのメリットは、たくさんあります。その中でも特に大きな2つを解説します。
リーダーシップ力をつけることができる
学級委員ならクラスを、生徒会なら学校をまとめるという役割があります。必然的にみんなをまとめたり、率いたりしないといけなくなるわけです。こういう経験は、学級委員などを始め、部活の部長であったりという何かのリーダーを務めない限り、経験できるものではありません。
その結果、自然とまとめる力(リーダーシップ)がつきます。この力は、将来仕事や友達関係などで、非常に役立ちます。
新しい経験をすることができる
生徒会では、ボランティア活動のようなこともやります。クリーン活動や廃品回収の手伝いなど、普段の生活では味わえない経験をする機会が多いです。そのような経験は、自分のやりたいこと(夢)につながっていく可能性が高いです。また、視野や人間としての幅が広がるので、他の子以上にいろいろな話ができるようになります。
その結果、友達との会話も広がりますし、高校受験の面接で話をすることもできます。新しい経験ができるのは、生徒会などを行う大きなメリットです。
実際、内申点は上がるのか?
では、今回の相談にもあったように、内申点にはどの程度影響するのかというお話をしていきます。
全体の傾向として「多少のプラスにはなるが、そこまで大きな影響はない」というのが、私の考えです。
例えば、推薦入試を受けるとき、最も重要なのは内申点です。ただ、学級委員や生徒会をやっていたことで、少し加点される可能性はあります。
もちろん、そこまで大きな影響はないのですが、やっていない子に比べて合格率が上がるのは事実です。
内申点を考えてやるのを決めるのはダメ
では、ここまでの話を踏まえて、生徒会や学級委員を行うべきかについてまとめます。上でも説明したように、内申点は多少プラスになります。ただ、内申点欲しさにやるのは時間の無駄です。
意外と時間を使うため、その分勉強時間が削られるからです。こういったことを考えると、少しでも、生徒会に関わってみたいとか、クラスをまとめてみたいという気持ちがあればやる、というのが良いです。
「生徒会をやったら、勉強しなくても志望校に合格できるかもしれない」という下心でやってしまうと、きっと後悔することになるので注意してください。
本日のまとめ
生徒会や学級委員をすることによって、内申点が上がるのかという質問に対する私の回答は、「多少はプラスになるが、そこまで大きな影響はない」です。
ただ、内申点よりも「リーダーシップが身につく」「新しい経験をすることができる」という2つの大きなメリットがあります。
視野が広くなり、人間としての幅が広がれば自分の中の引き出しが増えます。そういった理由から、もしやってみようか迷っているなら、挑戦してみると良いと思います。
次回ですが、「道山流!家庭教師の選び方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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