引越し後に子どもが荒れた場合の改善ステップ

少年

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

離島に住んでいるため、中学入学の時に息子は私の実家から通うことになりました。父親は島を離れることができない為行き来する生活です。

五月の連休までは部活や勉強も頑張ってました。しかし、徐々に友達が変わり、嘘をつく子、暴言をはく子と付き合うようになりました。

今では、スマホばかりで幼稚園でもできてた当たり前のことが何もできなくなり、人の言葉も聞く耳持たず暴言です。

島に帰り友達関係をかえるしかないのかと色々考えているのですが、どう思われますか?

転校をきっかけに、不登校や非行が増えてしまうのには原因があります。今回は、そういうときの改善策を分かりやすくお伝えします。

今回の内容を理解していただければ、今抱えている悩みが解消して、お子さんがまた元気に生活できるようになると思います。参考にしていただければ幸いです。

不登校や非行になる理由

愛情不足

今回の相談者さんは、転校後に不登校や非行になる原因として「悪い友達と付き合うようになったから」と考えています。しかし、友達が原因で不登校になることはありません。

もちろん影響がゼロとは言えません。ただ、子どもが荒れる原因は、基本的に次の2つです。1つ目は愛情バロメータの低下です。

子どもは転校によって一時的に情緒不安定になります。お父様お母様が今まで通り子どもに接していても、それだけでは愛情バロメータが満たされなくなってしまうのです。

そのため、今まで以上に愛情を持って接してあげないと、転校をきっかけに子どもが荒れることがあります。

2つ目は、学校でのトラブルです。転校生はみんなの注目の的なので、人目に晒されて疲れてしまうことがあります。

そのときの対応が原因でいじめられたり、いじられたりしてしまうことがよくあるからです。

親ができる2つの対応法

料理

そこで、転校後にお父様お母様にしていただきたいことが2つあります。1つ目は、愛情バロメータを上げることです。

子どもが学校から帰ってきたら、しっかり話を聞いてあげましょう。子どもが好きな料理を作ってあげるというのも大事なことです。

今回の相談者さんの場合、子どもだけ祖父母の家から通学しているなら、お母様も祖父母の家に行って、しばらくは一緒に生活するとさらに良いでしょう。

2つ目は、担任の先生に相談することです。学校でのトラブルがあったかどうかや、落ち着いて授業を受けれているかなど、先生に聞いてみましょう。

お父様お母様が異変を感じたときというのは、早急に対応しないと不登校などの問題が長引く可能性が高くなります。まずはこの2つの対応法を試していただきたいと思います。

元の学校に戻るべきかの判断方法

親子会話

最後に、元の学校に戻るべきかの判断方法です。この答えは、子どもに聞いてみればわかります。ただ、このとき愛情バロメータが低い状態だと、子どもは反発します。

そのため、まずは1ヶ月かけて愛情バロメータを上げましょう。なんでも話せる状態になってから、「学校どう?もう慣れた?」と話を切り出してください。

戻りたいかどうかを聞いて、子どもが戻りたいと言うのなら、その意思を優先してあげましょう。大事なのは、将来ではなく「今」の幸せだからです。

今回の相談者さんの場合、引っ越ししたのには理由があると思います。ただ、将来を明るくするためにも、「今」にフォーカスして考えることが大事です。

本日のまとめ

愛情

転校をきっかけに子どもが不登校になったり非行に走ってしまう原因は、愛情バロメータの低下と、学校でのトラブルです。

そうならないためにお父様お母様ができることは、愛情バロメータを上げることと先生に相談することです。

元の学校に戻りたいかどうかは、子どもに聞いてみて決めましょう。愛情バロメータが高い状態で聞けば、素直に答えてくれるはずです。

明日ですが、「子どもにすべき!新型コロナウイルス対策」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!引越し後に子どもが荒れた場合の改善ステップ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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