高校生の子どもへ親はどこまでかかわる?

親子

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

高校3年の子供。赤点が6個あり、各先生がなんとか卒業させようと、冬休みの課題や冬休み中の補習を提案した。

その際、高校は卒業しなくていい、大学も行きたい訳ではないと言い出した。「冬休みの課題は自分でやる」と言いますが、やったかどうか確認すべきか。

また、卒業できたとして、大学入試の申し込みは、本人任せでいいのか?

高校生のお子さんが学校の勉強についていけず、卒業や進学を諦めてしまっていると、親として悲しいですよね。

では、親としてどこまで踏み込んでいいものなのでしょうか。実は、子どもの状況によってやるべきことが変わります。

状況別で解説しますので、今の状況に照らし合わせてチェックしてみてください。後悔することなく、進路を決めていくことができるはずです。

まずは愛情バロメータチェック

チェックする

はじめに、愛情バロメータが高いか低いかをチェックしましょう。ポイントとしては、
  • 親子で他愛もない話ができるかどうか
  • こちらからのお願いを聞いてくれるかどうか
この2点をチェックし、できる場合は高い、できない場合は低いと判断するといいでしょう。

愛情バロメータが低いと、子どもは自分の未来に希望を持てません。気力が出てこないため、勉強を頑張るエネルギーも出ないでしょう。

これが原因で「進学しない」と言っている可能性もあるため、早急に愛情バロメータを上げていくことが大切です。

愛情バロメータが低い時は?

愛情

愛情バロメータを上げるためには、子どもの要求をできる限り聞きましょう。※子どもの年齢からして、おかしな要求は聞いてはいけません。

また、子どもが過ごしやすい楽しい家庭を作ったり、親の雰囲気を良くしたりすることも大切です。

課題については、子どもが嫌がらないならチェックをしてもいいでしょう。そこで、できていないなら手伝うのはありです。

このときに嫌がるのにチェックするのは過干渉になるので、やめておきましょう。

愛情バロメータが高いなら?

親子

愛情バロメータが高い場合、未来に希望を持っていて、勉強を頑張るエネルギーはあるでしょう。

それなのに「進学しない」と言うのは、子どもなりにやりたいことが他にあるかもしれません。まずは、高校を途中でやめてどうしたいのかを聞きましょう。

たとえば「就職したい」というのが目的であれば、一緒にハローワークに行き、心の底からやりたい仕事があるなら就職してもいいです。

ただし、目の前のお金が欲しいだけの可能性もあります。それなら、バイトしながら高校を卒業するのはどうかを提案しましょう。

もう少しだけ頑張るメリットと、今すぐやめるデメリットを伝えて、子どもに考えさせることが大切です。

親が説得しようとすると反発するため、あくまで子どもに決めさせる姿勢でいることを心がけましょう。

本日のまとめ

高校生

子どもが「進学しない」と言う場合、愛情バロメータが高いか低いかによって対応が異なります。

低い場合は、頑張るエネルギーがなくて言っている可能性が高いため、愛情バロメータを上げることが大切です。

高い場合は、なぜ進学しないかの理由を聞き、頑張るメリットと今すぐやめるデメリットを伝えた上で本人に決断させましょう。

明日ですが、「子どもが潰れる危険な子育てTOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!高校生の子どもへ親はどこまでかかわる?

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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