不登校を解決するために行った声かけ法

不登校

子どもが学校へ行けない、不登校の解決法がわからない、このような悩みを持っていないでしょうか?

そこで本日は、実際に不登校を解決された青木さん(仮名)の報告を交えながら、親ができるサポート法をお伝えします。

この対応法ができれば、学校や勉強を頑張ることができるようになるでしょう。子育ての不安もなくなるはずです。

不登校を克服し、志望校にも見事合格

メモをとる

青木さんのお子さんは、中学2年生から学校へ行けなくなりました。

そのとき、現役のフリースクール校長の小井出博文先生と一緒に行った「思春期の子育て勉強会応用編」に参加してくださいました。

その結果、3年生からしっかり登校できるようになったそうです。さらに自ら勉強も頑張れるようになり、無事志望校にも合格できました。

ステップ1.しなさい言葉を減らす

しなさい言葉

青木さんはどのような方法で、解決されたのでしょうか?まずは「学校へ行きなさい」「勉強しなさい」という、しなさい言葉を減らしました。

学校では、日々ストレスがたまります。さらに家でも「しなさい言葉」を言われ続けると、子どもはストレスを発散できる場所がなくなってしまうからです。

すると、エネルギー不足となり、朝起きられなくなります。いずれ、学校へ行きたくても行けない状態となるのです。

そこで、学校でのストレスを発散できるような、居心地のいい家庭をつくるために、「しなさい言葉」を減らしました。

ステップ2.親子関係を良くする

オムライス

さらに青木さんは、愛情バロメータを上げる努力をされました。仕事が忙しい中でも、子どもの好きな料理を作るよう心掛けたそうです。

好きな料理を出すことで、子どもは嬉しくなり心のエネルギーが満たされるからです。

また、できる限り子どもの頼みを聞き、サプライズで子どもが好きなマンガを買っていったそうです。

子どもは喜ぶことをされると、親のことを好きになります。家にいる時間も楽しくなり、学校へ行くためのエネルギーがついてくるのです。

ステップ3.学校へ行くきっかけをつくる

部活

親子関係が良くなったら、学校へ行くきっかけをつくってあげましょう。青木さんの場合、「クラスには行かなくていいから、部活だけ来ないか?」と、部活の顧問が声をかけてくれたそうです。

これをきっかけに部活に参加するようになり、徐々に授業にも顔を出せるようになりました。部活だけの登校が許可されている学校の場合、この方法はとても効果的です。

先生からの提案がない場合、親から働きかけることもできます。子どもと相談をして、

「部活から参加することはできますか?」「一度子どもと話をしてくれませんか?」と、信頼できる先生に聞いてみましょう。

ステップ4.いきなり学校に戻そうとしない

受験

青木さんの場合、お子さんがゲームが好きでした。そこで、ゲームに力を入れている通信制高校を志望校にしました。

その結果、勉強を頑張れるようになり、学校も少しずつ行けるようになったそうです。このとき大切なのは、いきなり100%戻そうとしないことです。

学校に行くだけで、子どもは頑張っています。このことをしっかりほめて、徐々に行ける日を増やしていきましょう。

高校を選ぶときは、子どもが行きたいと思う高校を選ぶことも大切です。高校進学後も、エネルギッシュに活動することができるからです。

本日のまとめ

登校する

不登校を解決するには、学校へ行くためのエネルギーをつけなければいけません。家では、しなさい言葉を減らすこと、親子関係を良好にすることに意識を向けましょう。

その上で学校へ行くきっかけをつくってあげること、いきなり完全に戻そうとしないことも大切です。

明日ですが、「子どもの愛情不足の解消法TOP5」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!不登校を解決するために行った声かけ法

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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