先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1の息子です。スマホを自分で決めた1日2時間までというルールを守れません。
ひとりっこで、友達もいない。部活には入っていないし運動嫌い。テスト勉強は、やりません。
イライラして、衝動的に暴れることがあり、母の私は抑えられません。父親のことは、恐いそうです。
自分で決めたスマホのルールを守らなかったり、取り上げようとすると暴れたりする子が、最近増えています。
親としては、見ているのがつらいですよね。そこで、改善ステップをまとめました。
スマホ中毒から抜け出すことができ、将来の不安がなくなるはずです。勉強も頑張れるので、受験の合格率もアップすると思います。
ルールが守れない2つの原因
子どもがルールを守れないのは、2つの原因があります。1つ目は、自律性がないからです。
暴れてはいけないとわかっていても暴れてしまう、ゲームをやめなきゃいけないのにやめられない。
このように我慢ができないのは、自分を律する力(自律性)がないからです。この力を養っていかないと、ルールを守ることはできません。
2つ目は、そもそもルール設定が間違っているからです。家に帰ってきてやることがなければ、誰だってスマホに手が伸びます。
この状態で、いきなり1日2時間にするのは不可能でしょう。実現できないルールを設定しても、意味がないのです。
自律性の育て方
では、どうしたら自律性を養えるのか。まずは愛情バロメータを上げるのが、最初のステップです。
子どもが親のことを好きになり、信用できるようになってはじめて、自律性を養うことができるからです。
そこで、子どもの話を聞いたり、家庭の雰囲気を明るくしたり、好きなおかずを作ったりしていきましょう。
その後で、守れるルールを作って練習していくことで、自律性が育っていきます。
守れるルールの作り方
では、守れるルールとはどういうものでしょうか?今回の場合、1日2時間までというのは子どもにとって厳しすぎるのかもしれません。
そこで、もう一度お子さんと話し合いをしましょう。親が一方的に決めても守れないので、子どもが納得することが大切です。
もちろん、納得して決めたルールでも、守れない日があります。この場合、ルールを変えるべきか再度話し合いをしましょう。
また、スマホを触らないとき、何かやることをつくってあげることも大切です。本が好きなら本を買ってあげたり、家族でテレビを見る時間にしてもいいでしょう。
人は、何もしない時間を過ごすのが苦手です。スマホをやめさせたいなら、代わりにすることを決めておきましょう。
本日のまとめ
スマホ中毒から抜け出すには、愛情バロメータを上げた上で、子どもが納得いくルールを決めましょう。
少しずつ練習していくことで、自律性が養われます。その結果、スマホも我慢できるようになるはずです。
明日ですが、「テストで上がる子と下がる子の違いとは?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!スマホ中毒から抜け出す方法
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