居場所がないと感じる子どもに親がすべきこと

居場所がない子供

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中2の息子は頑張って学校に行っていましたが、イヤな事があったらすぐに学校を休むように。

部活も辞めて、今はゲーム三昧、ご飯もろくに食べず、部屋に閉じこもり、勉強もしてない。

私が不登校の小4の娘に構ってばかりなのもあり、自分の居場所がないと思ってるのか?「見守る」という対応でいいか?

兄妹で不登校になっていたり、学校に行かずに家でゲームばかりという状態だと、親として将来が心配になりますよね。

厳しい話ですが、お子さん2人とも不登校ということは、子どもとの向き合い方に原因がある可能性があります。

そこで子どもが家にいるときに「居場所がない」と思ってしまう場合、親がすべき改善法をまとめました。

今回の内容を意識していただければ、早ければ1週間、遅くとも3か月ほどあれば、お子さんは部屋から出てくるようになります。学校にも行けるようになるはずです。

居場所がないと感じる2つの理由

子供

子どもが「居場所がない」と感じるのには、2つの理由があります。

1つ目は、話を聞いてもらえないからです。話しかけられても素っ気ない態度で返したり、不機嫌そうな顔で聞いたりしていませんか?

これでは子どもは「私の話は聞きたくないんだ」「この家に私はいない方がいいんだ」という気持ちになってしまいます。

2つ目は、兄弟で態度が違うからです。兄と妹で接し方を変えていませんか?

妹は小学生、兄は中学生とはいえ、妹ばかり構って兄はほったらかし状態では、愛情に差があると受け取られてしまいます。

まずは時間配分を変えよう

時計

では、どのように対応していけばいいのでしょうか?今回の相談者さんの場合、兄へ使う時間を増やしましょう。

たとえば妹に3時間、兄に1時間使っていたのであれば、妹を2時間、兄を2時間とバランスよく平等にするのです。

平日は仕事や家事で忙しくあまり手をかけられない場合、休日に丸一日、兄へ時間を使ってあげるのもいいでしょう。

親が時間を使う=自分へ愛情を持ってくれている、と子どもは感じます。兄妹での時間配分が平等になるよう、意識しましょう。

イライラ干渉をやめ、楽しく会話しよう

親子会話

今回の場合、兄妹二人とも不登校になっています。つまり兄だけでなく、二人に対する対応がズレている可能性があります。

子どもの生活や態度にイライラして、「学校行きなさい」「勉強しなさい」など過干渉になっていませんか?

「過干渉」は不登校の最も多い原因のひとつです。そこで意識してほしいことは、会話です。

9割は子どもの好きな話、1割は親がしたい話にして、楽しい会話を心がけましょう。

家庭が楽しい場になれば、エネルギーがたまり、学校へ意識が向いてくるはずです。

本日のまとめ

家族団らん

子どもが「居場所がない」と感じるのは、話を聞いてもらえないから、兄妹で態度が違うから、という2つの理由があります。

たとえ年齢の差があっても、兄妹で構う時間に差をつけすぎないように意識しましょう。

お父さんお母さんはイライラ干渉をやめて、子どもとの会話を楽しくすることが大切です。

明日ですが、「不登校解決で最も大切なこと」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!居場所がないと感じる子どもに親がすべきこと

記事を読んでくださったあなたに道山からのお願いがあります

最後まで記事を読んでくださったあなたに、一つだけお願いがあります!本日の記事が少しでも役立ったのであれば、以下のバナーをクリックしていただきたいです。

クリックするだけで、ブログランキングのポイントがたまります。その結果、たくさんの方に思春期の子育て理論を広めることができます。

あなたの清き一票で、子どもたちの明るい未来を創ることができます。ご協力よろしくお願いします。

nblog1

関連記事

  1. 中学生

    行動が遅い子どもへの対応法

  2. 叱る

    子どもを注意する2つの判断基準

  3. 非行少年の親が反省していることTOP5

  4. 先生

    学校の先生を嫌う子どもに親ができること

  5. 水泳

    子どもに絶対にやらせてはいけない習い事

  6. 勉強

    勉強の要領が悪い場合の対応法

  7. 受験

    志望校を下げる判断基準とは?

  8. 反抗期

    高校生でも反抗期が酷い時は?

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

>>続きはこちら

活動風景

成績UP無料メール講座

思春期の子育てメール講座

アーカイブ

PAGE TOP