兄弟の学力差があるときの勉強サポート法

兄弟

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中3娘と中2息子の母です。娘は2歳から10歳まで家庭内暴力。今ではオール5の頑張り屋です。息子は小3から不登校です。私の愛情不足と過干渉が原因だったと改めて気づいた次第です。

本日より期末テストが始まりました。娘は自ら勉強していますが、息子は自室でゲームです。夕飯は一緒に食べました。

余計な事を言わず、できるだけ普通にと意識していますが、2人への接し方を教えて下さい。

同じように育ててきたつもりでも、兄弟で学力差がつくのはよくあることです。

このとき二人を比較してしまったり、子ども本人も悩んだりしてしまうと、家族内でのトラブルが起きやすくなります。

兄弟でも、子どもは一人ひとり違う人間です。そこを意識すれば、子どもの問題行動は落ち着くでしょう。子育てのストレスも軽くなるはずです。

やってはいけない子育て

兄弟喧嘩

兄弟の子育てでやってはいけないことは、3つあります。

1つ目は、成績を比較することです。「お姉ちゃんはオール5なのに、何であなたは・・」と比較するのはやめましょう。

子どもからすると条件付けの愛情になり、愛情バロメータが下がるからです。

2つ目は、いい子をひいきすることです。「お姉ちゃんだけ頑張っているからお小遣いUP」など、差別するのはやめましょう。子どもの反発を買います。

3つ目は、兄弟喧嘩に優越をつけることです。兄弟で言い争っているときに「あなたが悪い」と決めつけてはいけません。

兄弟喧嘩はスポーツと考え、「はい、これでもう喧嘩終わり!」と、スパッと終わらせるだけで十分です。

愛情を注ぐ割合を変えよう

愛情

兄弟の子育てでは、荒れてしまっている子どもに注ぐ愛情の割合を増やしていきましょう。

子どもが荒れる場合、愛情バロメータが下がっていることが原因である可能性が高いからです。

今回の場合、姉に2割、弟に8割ぐらいの意識で、親の時間や手間をかけてあげましょう。ゲームが好きなら、一緒にゲームをするのもおすすめです。

姉は少しぐらい放っておいても問題ありません。愛情が届いている子は、その状況をきちんと理解してくれるからです。

子どもにとってベストな居場所とは?

フリースクール

弟さんは、小3から不登校とのことでした。夕食を一緒に食べたとあるため、愛情不足はそこまでひどい状況ではないでしょう。

そのため不登校の原因は、学校が合わない、長い間行けていないので行きにくい、なども考えられます。

そこで、学校以外で子どもにベストな場所を見つけてあげましょう。たとえば、フリースクールや登校支援室などです。

学校だけにこだわらず、子どもの居場所をつくってあげることで、心が楽になるはずです。

本日のまとめ

親子会話

兄弟の子育てでは、比較しない、ひいきしない、兄弟喧嘩に優越をつけない、この3つを意識していきましょう。

兄弟のうちの誰かが荒れている場合は、一時的にその子へ注ぐ愛情の割合を増やすことが大切です。

明日ですが、「今すぐやめよう!時代遅れの子育てTOP5」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!兄弟の学力差があるときの勉強サポート法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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