先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
勉強しない、嘘をつく。勉強はやった気になっているだけで、やったと言い張る。ゲームなどやりたい事はやり、こちらの言う事は聞かず毎日怒ってしまう。
どうしても我慢ができない。どんどん成績が下がり、焦る私をどう変えれば良いか。毎日が苦痛です。
子どもが勉強もせず、嘘をついてくる状態だと親としては悲しいですよね。将来が不安になって、焦ってしまうのもよくわかります。
しかしこの状況は、親の向き合い方で変えていくことができます。では、何をどのように意識していけばいいのでしょうか?
子どもが勉強していなくても、イライラしなくなる考え方を解説します。イライラが減れば、日々の子育ても楽になるでしょう。
なぜ、イライラするのか?
今回の相談者さんは「毎日が苦痛」「怒ってしまう」とあります。このようにイライラしてしまう原因は、2つあります。
1つ目は、子どもをコントロールしようとしているからです。そもそも子どもをコントロールすることはできません。
無理に言うことを聞かせようとすると、勉強しないことにイライラしてしまいます。
2つ目は、勉強しないとマズいと思っているからです。成績が下がることに不安を感じすぎると、焦りにつながります。
必要以上に声をかけてしまうでしょう。ただ、成績が下がること以上に、親子関係が悪化する方がもっとマズイです。
成績は気にせず基準を下げよう
厳しい話ですが、今回の相談者さんは親子関係が良くない状況です。これでは、勉強をさせることはできません。
そこで、今の段階では、一旦成績のことは一切気にしないようにしましょう。
「あなたが元気に生きているだけで充分」という無条件の愛情を子どもに伝えていくことが大切です。
その上で「あなたは本当に優しいね」など、勉強以外のいい所をたくさん伝えてあげましょう。
コントロールを手放そう
子どもは親とは別の人間であり、コントロールできるものではありません。思春期の子を無理に操ろうとすると、余計に反発します。
そのため、最低限守るべきこと以外は、言い過ぎないようにしましょう。最低限守るべきとは、
迷傷法(人に迷惑をかけること、人を傷つけること、法律やルールに違反すること)です。
すると勉強のことを言わないで良くなるため、子どもにイライラすることもなくなります。
仮に成績が下がって先生から叱られたとしたら、その時に学ぶので大丈夫です。
本日のまとめ
子どもが勉強をしないとイライラしてしまう場合、コントロールしようとしすぎている、成績が下がることを過度に恐れている可能性が高いでしょう。
成績はあまり気にせずに、子どもへのコントロールを手放すことが大切です。迷傷法以外は、失敗したタイミングで学ぶので大丈夫です。
明日ですが、「子どもが潰れる子育てはどっち?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!勉強しない子にイライラするときは?
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