子どもに言ってはいけない3つの言葉

傷ついた子供

言ってしまうと、お子さんが生きづらさを感じたり、苦しくなったりする言葉があります。

ダメとはわかっていても、言ってしまったことがある方も少なくないでしょう。

そこで本日は、そういった言葉と、なぜ言わないほうがいいのかについて解説します。もし言っていたら、今すぐやめましょう。

「お兄ちゃんはすぐにできたよ」

主婦

「お兄ちゃんはもっと勉強してたよ」「同じ部活の伊藤くんはオール4なのに、あなたはなんでオール3?」など、言ってしまったことはありませんか?

このように兄弟や友達と比較するような言葉は、言ってはいけません。子どもは、人格を否定されていると感じるからです。

人間はそれぞれ、いい所もあれば悪い所もあります。「成績」などのほんの一部分を切り取って比べてしまうと、本人を否定していることになります。

言えば言うほど自己肯定感が下がり、親子関係も悪くなってしまうでしょう。

「あなたは本当にバカね」

主婦

「バカ、ドジ」などという言葉も言ってはいけません。これも上記と同じで、人格を否定する言葉だからです。

そもそもバカな子なんて、一人もいません。子どもがテストで20点を取ったとしても、それは勉強をサボったか勉強方法が間違っていたからです。

悪いことをしたときは、人格を否定するのではなく、行動を叱るようにしましょう。

たとえば門限を破ってしまったら、「門限を守らないのは良くないよね」という感じです。

「あんたなんて生まなきゃよかった」

傷ついたハート

子育てをしていて、ついカッとなって言ってしまうことがある方もいると思います。しかし、冗談でも言ってはいけません。

子どもの心は傷つき、一生忘れることはできないからです。

特に親子関係が悪い状態で言ってしまった場合、子どもは家出をしたり、命の危険を冒す可能性もあります。

万が一言ってしまったら、すぐに謝りましょう。なお、「あなたのことなんて嫌い」という言葉も、意味合いは同じなのでやめましょう。

本日のまとめ

落ち込む子供

兄弟や友達と比較するような言葉や、人格を否定する言葉は言ってはいけません。

子どもの自己肯定感が下がり、自信をなくし、親子関係にまで悪影響が出てきます。

何かと比較するときには、子どもの過去と比較するようにしましょう。

明日ですが、「心を閉ざす子どもへの関わり方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!子どもに言ってはいけない3つの言葉

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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