先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2の娘がほとんど学校に行きません。高校には行かないと決めています。最近では絵を描いていてイラストレーターをして稼ぎたいと話してます。
このまま家にいるのも良くないとは思い、たまたま知り合いの飲食店で働かせて貰える事になり、短時間ですが行ってます。
自分でも行きたいと意思があったのと、楽しい様で続けてます。学校に行かなくても、元気で笑顔で居てくれたらそれでいいのでしょうか?
「学校に無理やり行かせるのは良くない」とわかっていても、本当に行かせなくてもいいのか?悩みますよね。
そこで本日は、「子どもが学校に行きたくないなら、行かせなくてもいいのか」お伝えします。
間違ったサポートをして、子どもが将来困ってしまう前に、読んでいただければと思います。
まずは学校に行きたくない理由を聞こう
今回の相談者の場合、なぜ学校に行きたくないのかのを確認しましょう。この理由によって、対応法が変わってくるからです。
友達関係のトラブルや、親子関係が悪くエネルギーがないなどの理由の場合は、この問題を解決すれば行けるようになるでしょう。
発達障害などで学校が合わない場合も、合う学校が見つかれば行けるようになると思います。問題を解決するのが、先決です。
ただし、少数派にはなりますが「学校は将来の夢に必要ない」というケースもあります。今回の相談はこのパターンと仮定して、解説します。
道山が考える学校に行く目的とは?
私は、学校に行く目的は2つあると考えています。1つ目は社会との繋がりを作るためです。
人間は社会的な生き物なので、一人で孤独に生きていくことはできません。学校で、他の子や先生とつながることは大切です。
2つ目は夢を叶えるためです。医者になりたいという夢がある場合、今の日本の仕組み上、医学部に進学しなければなりません。そのためには、高校の卒業資格が必要でしょう。
逆に言えば、社会とつながりができて、夢が叶えられるなら、無理に行く必要はありません。学校を休んでアイドルのレッスンをしている子などは、このパターンと言えるでしょう。
いざ働いてみるとわかること
今回の相談者さんの場合、もし飲食店の仕事が将来の夢につながるなら、無理に学校に行く必要はありません。
飲食店で社会と繋がれるからです。ただ、いざ学校へ行かずに働いてみると「仕事って大変」「高校に行きたいな」と思うことが多いです。
やっぱり高校に行きたいと思うのであれば、中学に戻って高校進学を目指すようにサポートしましょう。
※注意点:中学生の場合、できる仕事は決まっています。飲食店で給料をもらうはおそらくNGなので、あくまでも手伝いにしましょう。
本日のまとめ
「学校に行かなくても、元気で笑顔でいてくれたらそれでいい」と考えて、最初から不登校を受け入れるのはよくないです。
まずは、子どもが学校へ行かない理由をはっきりさせ、その理由に応じた対応策をしていくことが大切です。
明日ですが、「子どもの集中力を高める3つのコツ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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