先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
息子は発達障害です。道山先生は、発達障害でも長所を見つければ活躍できると言いますが、うちの子は長所が見つかりません。
勉強も平均以下。スポーツ普通。ゲームばかりやっています。何か一つでも見つけてあげられたら、本人も少しは自信が持てるのにと思います。
何か子どもの長所を見つけるヒントを教えていただけないでしょうか?
お子さんが発達障害かどうかに限らず、もしあなたが「子どもの長所が見つからない」と悩んでいたら、今回の記事を参考にしていただければと思います。
長所を見つけるヒントがわかると思うので、お子さんの良いところを褒めることができるようになるはずです。その結果、お子さんは能力をさらに伸ばしていくことができると思います。
最終的には、自信を持って社会でも活躍できる子になると思うので、参考にしていただけると嬉しく思います。
長所がない子どもは一人もいない
私は教員時代、35人~40人のクラスを受け持っていました。その中には、勉強ができたり、スポーツができたりといった長所が目立つ子もいれば、そうでない子もいました。
しかし、後者であっても、しっかり関わっていくうちにパッと見では分からない長所が必ず見つかりました。これは、どんな子にも絶対に言えることです。
長所がない子どもは、一人もいません。あなたの子どもにも、必ず長所があります。ただ、それが今は見えていないだけなのです。
これをどのように見つけていくか、どうすれば見えるようになるのか、実は2つのヒントがあります!
ヒント1 短所は長所の裏返し
まず、子どもの短所を見てみましょう。今回の相談者さんの場合、「うちの子はゲームばかりしています」とあります。つまり、お母様はこれを短所だと感じています。
短所は、長所の裏返しです。つまり、相談者さんの子どもはゲームの才能がある可能性があります。その部分を伸ばしてあげれば、将来ゲームを仕事にするようになるかもしれません。
また、「スポーツは普通」とありましたが、これは「そこまで苦手ではない」ということです。ある程度の運動能力はあるので、没頭できるスポーツを見つけてあげましょう。
そうすることで、一気に才能が開花する可能性があります。このように、長所を見つけるときはまず短所を見てみるというのが、1つ目のヒントです。
ヒント2 第三者の意見を聞く
長所は、他の子との比較から見つかります。例えば、勉強ができる子というのは、クラスにいる他の子以上に勉強ができるということです。
クラスに、その子1人しかいなかったら、勉強ができるのか否かは分かりません。また、クラス全員が東大レベルの学力があったら、「勉強が苦手な子」と認定されていたかもしれません。
このように、子どもの能力というのは、他の子と比較することで見つかります。
ただ、一人っ子の場合だと、家庭に子どもがその子しかいないため、なかなか他の子との比較ができません。
そういうときは、学校の先生や部活の先生、塾の先生などに相談してみましょう。第三者に聞くことで、家庭では分からない長所が見つかるかもしれません。
本日のまとめ
長所がない子どもは、一人もいません。長所を見つけるとき、まずは短所に目を向けてみましょう。長所は短所の裏返しなので、それによって見えてくることも多いです。
次に、他の子と比較することで長所が見つかることもあります。兄弟がいなくて家庭では比較できない場合、学校や塾の先生に相談してみましょう。
この2つのステップによって、お父様お母様が気づいていなかった、子どもの長所が見つかる可能性が大きく上がります!
明日ですが、「思春期の子育て小冊子電子版をプレゼント」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子どもの長所を見つけるヒント
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