子育てでよくある悩みに「子どもが暴言を吐く」というものがあります。
子どもが強い言葉を使うと、親としては心配になってしまうでしょう。ただ、子どもは何の意味もなく暴言を吐くわけではありません。
この記事では、子どもが暴言を吐く3つの理由と対処法について紹介します。暴言がなくなれば、子育てのストレスも激減するはずです。
親から暴言を吐かれた時
子どもが暴言を吐く理由の1つ目は「親が暴言を吐く」ことです。
日ごろから「バカ」「クソ、ボケ」といったような暴言を親が言っていれば、子どもも暴言を使うようになるでしょう。
子どもは、親の鏡です。子どもは、無意識のうちに普段親がやっていることをまねします。
親が普段から綺麗な言葉遣いを心がけることで、こういった言葉を減らすことができます。
自尊心が傷つけられた時
子どもが暴言を吐く理由の2つ目は「自尊心が傷つけられた」ことです。
自尊心とは、自分自身を大切に思い、自分には価値があると思えるような気持ちです。
親が子どもを否定するようなことを言うと、子どもは自尊心を傷つけられます。「お前には価値がない」と言われていると感じるからです。
そのようなことを素直に受け止めていると心が壊れてしまうため、自分の心を守るために暴言を吐いて防御します。自尊心を傷つけるようなことは、言わないようにしましょう。
自分の気持ちをうまく伝えられない
子どもが暴言を吐く理由の3つ目は「自分の気持ちをうまく言葉にできない」からです。特に発達障害や、グレーゾーンの子どもに多いのがこの理由です。
たとえば遅刻を叱られたときに「うるさい、死ね」と言ってしまうような場合、このパターンかもしれません。
というのも、本当は何か遅れてしまった理由があるのに、それをうまく言葉にできないため、暴言で返していることがあるからです。
こういった暴言は、最初から叱るのではなく、まずはしっかりと言いたいことを聞くようにすることで抑えることができます。
本日のまとめ
子どもが暴言を吐く理由は「親が暴言を吐く」「自尊心を傷つけられる」「気持ちをうまく言葉にできない」という3つが主な理由です。
どの理由で暴言を吐いているのかを見極めて、それに合わせた対処を取るようにしましょう。言葉が優しくなるはずです。
明後日ですが、「山村留学のメリットとデメリット」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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