先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
小学校高学年の子どもが、毎日ゲーム機Switchで遊びます。一時間半の制限を設けましたが約束は守られず、むしろ「時間制限を解除しろ」と言ってくる始末です。
子どもは、ゲーム浸りの毎日で、学校から帰ってくるや否やゲームを持って友達の家へ行き、帰宅しても宿題に取り掛からずにゲームを続行します。
一度、2週間だけ制限解除をしたところ、毎日4~5時間ゲームをしていました。これではダメだと、見守り設定(保護者による使用制限)にしたのですが、
4桁の暗証番号を突き止めて勝手に解除。再度、制限をかけたところ、私に「解除しろ」と、暴力をふるうようにまでになりました。どう対処したらいいでしょうか。
ゲーム機だけでなく、スマホでゲームをいじったり、YouTubeなどの動画サイトを楽しんだり・・・と、最近は娯楽を手放せない子どもが多くなってきています。
そこで本日は、「ゲームの時間制限を守れないときの解決法」について解説します。理論立てて説明しますので、親がその理論を理解すれば、子どもの娯楽依存は必ず解決します。
また、他の何かへ子どもが依存した時にも、スムーズに解決できる有効な方法です。
目次
子どもがゲーム依存になる2つの理由
なぜ子どもはゲーム三昧の毎日を送っているのでしょうか。依存している理由は2つ考えられます。
愛情バロメータが低い
愛情バロメータが低いと、子どもは問題行動を起こします。親からの愛情を得られていないので、ゲームやスマホといった娯楽へ気持ちを移し、心の安定を保たせているのです。この場合の解決策は、親が愛情バロメータを上げることしかありません。
家庭が楽しくない
家庭が楽しくなければ、子どもは家でやることが何もありません。ですから楽しい気持ちになれる娯楽へと走るのです。この場合の解決策は、家庭を楽しくすることです。この2つをしっかり取り組めば、ゲームなどへ依存する気持ちは解決できます。詳しくは、配信している「思春期の子育て無料講座」を参考にしてみてください。
>>思春期の子育て無料講座
さて、相談者の方がゲームに使用時間の制限をまたかけたところ「解除しろ」と暴力をふるうまでにエスカレートしました。かなり切羽詰まった状態といえます。
今、親がとるべき行動について解説します。
体を壊す可能性がある場合は強制してOK
学校から帰り、友達の家でゲームを楽しみ、夕食後宿題もせず、ゲームを4~5時間しているならば、就寝は夜中の1時か2時頃ではないでしょうか。
これでは朝の目覚めが悪くなり、学校へ遅刻しているかもしれません。この様なゲームの仕方をしているならば、親としてすぐ止めさせてください。
「こんなことをしていたら、体を壊してしまう。あなたが自分でゲームをやめられないのならば、お母さんが無理やりにでもやめさせるからね」と、強く子どもへ伝えるべきです。
この2ステップからスタートしてみましょう
体を壊す可能性がある場合、強制しないといけません。ただそれが難しい場合、まずは以下の方法で進めてみてください。
そこまで子どもとぶつかることなく、少しずつ改善できると思います。
ステップ1 愛情バロメータを上げる
まずは愛情バロメータを上げましょう。親子が良好な関係になってから、子どものゲーム依存をやめさせていくのです。根本的な解決へ着手することなので、時間はかかります。しかし、愛情バロメータが上がれば子どもは暴力をふるわなくなり、他の娯楽への依存もなくなります。
愛情バロメータが上がってきたタイミングで「やめられないなら強制する」と伝えれば、子どもが暴れることなく強制することができます。
ステップ2 専門家にサポートを依頼する
じっくりと愛情バロメータを上げたと思って子どもを強制したとしても、子どもが暴力を振るうことがあります。この場合は、警察か子育ての専門家を呼びましょう。「警察へ連絡?」と思ったかもしれませんが、暴れて他者へ危害を加えたならば、普通に警察を呼んで「そのようなことをしたら警察に捕まるよね」と、毅然とした態度を子どもに示すことも大切です。
もし周りの目が気になる時は、専門家を呼ぶのもいい方法です。
本日のまとめ
ゲームをはじめ、スマホでコミックの閲覧、YouTubeなどの動画サイトを鑑賞・・・といった娯楽から離れられなくなっていたら「依存」と認識しましょう。
その理由は、愛情バロメータが低いか、家庭が楽しくないと子どもが感じているかです。娯楽依存は、規則正しい生活が送れなくなるばかりか、身体を壊してしまいます。
改善させる方法はいろいろありますが、最善の手は愛情バロメータを上げることです。子どもの気持ちが満たされれば、次第に親の言うことに耳を傾けるようになります。
そればかりか、娯楽へ依存する気落ちも落ち着くことでしょう。
明日ですが、「子どもの成長にベストな睡眠時間」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!ゲームの時間が守れない時の解決法
最後まで記事を読んでくださったあなたに、一つだけお願いがあります!本日の記事が少しでも役立ったのであれば、以下のバナーをクリックしていただきたいです。
クリックするだけで、ブログランキングのポイントがたまります。その結果、たくさんの方に思春期の子育て理論を広めることができます。
あなたの清き一票で、子どもたちの明るい未来を創ることができます。ご協力よろしくお願いします。
この記事へのコメントはありません。