思春期の子どもの悪さや問題行動に、イライラしたり不安になったりしていませんか?
ただ、多くの方が悩んでいる行動でも、私から見ると「この年齢だと仕方がない」と思える行動がいくつかあります。
本日は、その3つを紹介しましょう。これらを知っておくことで、子どもと無駄にぶつかることも減ります。子育てのイライラもなくなるはずです。
友達の悪い行動に流される
1つ目は「友達の悪い行動に流される」です。たとえば、
- 友達がいじめの加害者になっても注意できない
- 友達が夜遅くまでLINEをしており、テスト前でも自分も参加してしまう
嫌われると学校に居場所がなくなるため、悪いとわかっていてもついやってしまうのです。
そのため、LINEなどの友達関係に関わることは、多少許してあげることも必要でしょう。
ただし、いじめのような迷傷法にあてはまることは「絶対にダメ」と繰り返し伝えないといけません。
もらったお小遣いをすぐに使ってしまう
2つ目は「お小遣いをすぐに使ってしまう」です。お子さんが、ひと月分のお小遣いを最初の3日で使い切ったことってありませんか?
実はこれも、珍しくはありません。なぜなら思春期の子は、計画を立てて行動することができないからです。
この場合、渡す側が工夫しましょう。すぐに使い切ってしまうなら、まずは1日100円を渡すことから始め、
慣れてきたら5日で500円、10日で1000円と少しずつ期間を増やしていくのがおすすめです。
親とした約束を守れない
3つ目は「親とした約束を守れない」です。家庭ごとに、ルールってあると思います。たとえば、
「18時までに帰宅する」「ゲームは1日2時間まで」「宿題が終ってから遊びに行く」
こうしたルールを決めても、すぐには守れないことが多いです。
まだ感情のコントロールができないため、つい目の前の欲求に負けてしまうからです。
このときにすぐに叱るのではなく、まずは話し合って子どもが守れるルールに変えることも必要でしょう。
さらに、たまに守れなくても言いすぎない(完璧主義にならない)こと、守れたときにしっかり褒めることの2点を意識することも大切です。
本日のまとめ
思春期の子どもは、「友達の悪い行動に流される」「もらったお小遣いをすぐに使ってしまう」「親とした約束を守れない」
こうしたことは珍しくありません。親は完璧主義を目指すのではなく、子どもの気持ちに寄り添っていきましょう。
明日ですが、「『ひたすらゲームしたい』にどう答える?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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