先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
小6男子です。道山先生のおかげで、点数は取れるようになってきました。ありがとうございます。
波はありますが、やればできると実感があるような感じもします。ただ、授業態度、発表、ノートが残念なので損していると思います。
中学生になる前にできるようになりたいのでどうか教えて下さい。
ご相談のように、学校の成績はテストの点数だけで決まるわけではありません。
授業態度や発表、ノート提出などで、評定はかなり変わってきます。そこで今回は、内申点を上げるための裏技を紹介しましょう。
この記事の方法を行えば、子どもの内申点は上がり、高校受験や大学の推薦受験でも有利になるはずです。
パフォーマンステストの配点がUP
最初に、2023年は定期テストと同じくらい、パフォーマンステストの点数が内申点に影響します。
パフォーマンステストとは、授業中に行うレポートやグループ活動、発表などの実技テストのことです。
そのため、ここでしっかり点を取らないと、内申点は上がりません。ただ相談者さんのお子さんの場合、現時点ではこれらを頑張っている感じがしません。
では、どのようにサポートをしたら、子どもはパフォーマンステストを頑張ろうと思えるのでしょうか?ポイントは、悩むのを待つことです。
まずは点数が上がらない悩みを持つ
たとえばテストで90点を取っているとしましょう。通常90点を取ったら、5段階評価で4か5を取れるはずです。しかし、実際には3だとします。
すると子どもは「なぜ?」と疑問に思うはずです。このときに、学校がどうやって評定を付けているのか伝えましょう。
パフォーマンステストの重要性を伝えるのです。もちろん、親子関係が良ければ、事前に伝えておいてもかまいません。
ただ、男の子の場合は失敗して落ち込んでいるタイミングで伝えたほうが、スムーズに話を聞いてくれます。
授業態度、発表、ノートのポイント
次に、どのように努力をしたら、パフォーマンステストの点数が上がるかを子どもに説明しましょう。
まず授業態度で重要なのは、他の子の邪魔をしていないことです。また、先生が授業中に話したことをメモしておきましょう。
次に発表で重要なのは、疑問に思ったことを調べたり意見を言ったりする姿勢です。勉強に積極的に取り組んでいると、評価が上がります。
最後にノートで重要なのは、読める字で書くことです。また、感想がしっかり書かれていることも評価につながりやすいでしょう。
本日のまとめ
最近は、定期テストの点数と同じぐらいパフォーマンステストの点数が重要です。
子どもが成績が上がらずに落ち込んでいる時に、内申点の仕組みについて伝え、何が成績に関係しているのかを伝えるようにしましょう。
なおこちらの上げ方については、最新刊「マンガでわかる中学生の成績アップ勉強法(主婦の友社)」に詳しくまとめてあります。
まだ読まれてなかったら、こちらも参考にしていただければ幸いです。
>>マンガでわかる中学生の成績アップ勉強法(主婦の友社)
明日ですが、「私立高校と公立高校の違い」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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