先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
スマホ使用時間でご相談です。夏休み中、友達とのLINE、ゲーム、小説などで使用時間が増えました。夜中にゲームをしたり、小説を読んだりして、昼夜逆転になることもあります。
先日は約10万の課金が発覚。これは二回目です。自分で考え行動できると思い、無理やりな制限はしていませんでした。母子家庭、親子関係は良好です。
ゲーム依存を疑い、専門的なとこに連れて行く方が良いと思われますか?
ご相談者さんのように、子どものスマホ使用について悩んでいる方は多いです。最近は小学生から持たせている家庭も多く、ルールの決め方などが難しいと感じることも多いでしょう。
そこで今回は、子どもが上手にスマホと付き合っていくにはどうすべきかについて紹介します。
間違った方法でルールを決めると、スマホ依存が深刻になります。昼夜逆転から体調不良になるケースもあるので、注意しましょう。
夏休みにゲームが増えるのは問題?
夏休みのような長期休暇中は、子どものゲーム時間が増えます。学校がなくなり、自由時間が増えるのが理由なので、これ自体は問題はありません。
ただし、問題がないのは「生活リズムが崩れていない」「やるべきことができている」ときのみです。
この2つができていないようなら、早急な対応が必要でしょう。特に生活リズムが崩れると、不登校などにもつながります。
今回のご相談では、昼夜逆転になっているため早急な改善が必要です。まずは、ここから直していきましょう。
昼夜逆転生活の治し方
子どもの昼夜逆転生活を直すには、2つのステップがあります。
1つ目は「愛情バロメータUP」です。親子関係が悪い状態では、子どもは親と決めた約束を守ることができません。これでは、生活リズムも改善できないでしょう。
そこで、まずは子どもと他愛のない会話ができるような関係を作ることが大切です。子どもの興味のある話題を親も勉強し、共通の話題を増やしましょう。
2つ目は「ルールを一緒に決める」ことです。親が一方的にルールを決めると、子どもは守れません。子どもも納得するルールを、一緒に考えて決めることが重要です。
いきなり厳しすぎるルールにならないようにしましょう。愛情バロメータを上げ、少しずつルールを守る練習をしていけば、いずれ改善できます。
高額課金の解決法
ご相談者のお子さんは、高額課金をしています。これについては、スマホ依存とはまた違った問題です。
そこで、まずはなぜ課金が良くないかをきちんと話し合いましょう。子どもが「してはいけない理由」を理解していないと、再び繰り返すからです。
次に、スマホの設定などで、課金ができないようにしましょう。最近のスマホは、クレカの設定を変更するなど課金できない設定ができます。
もし、この過程で子どもから暴言や暴力が出るなら、愛情バロメータが低いか、深刻な依存状態の可能性があります。
スマホ依存外来などを利用したり、専門家のサポートを受けたりすることを検討しましょう。
本日のまとめ
子どものスマホとの付き合い方を改善するには、愛情バロメータを上げ、一緒にルールを作ることが重要です。
課金については話し合いのうえ、別途ロックなどの対応をし、勝手に課金ができないように対処しましょう。
明日ですが、「勉強できる子とできない子の親の違い3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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