先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
小4年男子。思い通りにならないとヤクザみたいな口調となり、蹴ったり殴ったりする真似もよくあります。暴言や暴力をやめるように注意しても、改善しません。
暴力に対して「警察に通報するなら縁を切る」、参観に行こうとすると「来るなら学校を休む」と脅してきます。脅しにはどう対応すれば良いのでしょうか?
子どもがキツイ言い方をしたり、暴言暴力があったりすると、親としては何とか改善させたいですよね。
この場合、親を脅す根本的な原因と、その原因をどのように解決していくかが大切です。そこで今回は、改善手順をまとめました。
一時しのぎの間違った対応では、直りません。早い段階で解決できれば、今後の子育ても楽になるでしょう。
なぜ行っているかチェック
なぜ子どもは「参観に来るなら学校を休む」という脅しやキツイ言い方をしてくるのでしょうか。
まずは「年齢」というところがあります。思春期に入って多少言葉が暴力的になるのは、珍しくありません。
もちろん、度を越えたら叱らなければいけませんが、そこまで気にする必要はないでしょう。
また「恥ずかしさ」もあります。思春期男子は、親が学校へ来ること、見られることを恥ずかしいと思うからです。
子どもが来ないでと言うのなら、行かなくていいでしょう。また、「真剣に親が来ることを嫌がっている」こともあります。次に詳しく説明します。
真剣に嫌がっているなら愛情バロメータの低下の可能性
真剣に親が来ることを嫌がっており、脅しやキツイ言い方になっていることもあります。
この場合、根本的な原因は「愛情バロメータの低さ」です。親子関係が悪いと、
- 学校でも親に会いたくない
- 友達関係が上手くいっていないのがバレたくない
そのためには、子どもの話をしっかり聞くこと、迷傷法以外は一旦言わないようにすること、要求を聞くことを意識していきましょう。
発達障害の可能性も考えよう
親子関係が良好であっても、突然暴言暴力などが出ることもあります。この場合、ADHDの可能性も考えられます。
一度、児童精神科医に相談してみるといいでしょう。状況によっては、漢方、プロテイン、薬などを飲むことで症状が改善されることもあります。
また、子どもに合った対応や接し方のポイントを教えてもらうことで、トラブルを防ぐこともできます。
イライラして手が出そうになった時、どうするといいかを、子どもと一緒に考えましょう。
本日のまとめ
子どもの愛情バロメータが低いと、親への反発から口調がキツくなったり、脅し言葉を言ったりすることがあります。
親の愛情が的確に届くことで、愛情バロメータが上がり、良好な親子関係を築くことができます。
そのためには、子どもの話をしっかり聞くこと、要求をできる限り聞くことなどを意識していきましょう。
明日ですが、「優しい子に育つ親の習慣3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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