先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
現在18才と14才の子どもを、一人で育てています。特に下の子は3年位前から不登校気味で、夏休みから完全引きこもり状態です。
もう2年程親子の会話もなく、どう接したらいいかわかりません。
子どもが完全に引きこもっており、親子の会話もない状態だと、毎日がつらいですよね。子どもの将来も、心配でしょう。
では、親子関係が悪い状態からどのように引きこもりを改善していけばいいのでしょうか。
実は、正しい改善ステップを行えば、リビングにいる時間や親子での会話も増えます。将来、社会で自立した生活を送れるようにもなるはずです。
なぜ部屋に引きこもるかチェック
そもそも、なぜ、引きこもりになってしまうのでしょうか。実は私も中学時代、軽く引きこもっていたことがあります。
リビングに行くと親に嫌なことを言われたり、親の愚痴を聞くのが嫌だったからです。このように引きこもりは、何かしらの理由があります。他にも、
- 毎晩親がお酒を飲んで文句ばかり言っている
- リビングが散らかっていて雰囲気が悪い
- 学校や勉強のことばかり言われる
これらを改善し、子どもが行きたいと思えるリビングを作ることが、引きこもり改善の第一ステップです。
無視されても笑顔で挨拶をする
居心地のいいリビングをつくったとしても、親の印象が良くないと会話はできません。用事を済ませたら、さっさと部屋に行ってしまうでしょう。
この場合、子どもと会ったタイミングで、笑顔で挨拶をするようにしましょう。たとえ、無視されても問題ありません。
目的は子どもと会話をすることではなく、自分は前とは変わったということをアピールするためだからです。
その上で、間接的に愛情を伝えていきましょう。料理に手をかけたり、子どもが好きなおやつを買ってきて一言メモを置いておいたりすると、子どもは喜ぶはずです。
親が精神的に辛い時は?
とはいえ、上記の対応をするのは精神的に孤独で、親自身が参ってしまうことも少なくありません。
この場合は、迷わず第三者の力を借りましょう。家庭の状況や子どものレベルに応じて、
- ママ友、自分の親、カウンセラーなどに話を聞いてもらう
- 親せき、専門家などに介入してもらう(親が伝えたいけど伝えられないことを第三者から話してもらう)
- 他の場所に預けて再スタート(全寮制フリースクール、施設など)
その間に、親も心を休めることができます。家庭の状況に応じて、必要なサポートを利用しましょう。
本日のまとめ
子どもが引きこもる場合、必ず理由があります。根本的な理由を改善し、子どもにとって居心地のいいリビングをつくることからはじめましょう。
親が精神的に辛いときは、カウンセラーや専門家に話を聞いてもらったり、全寮制フリースクールなどの施設を利用するのもおすすめです。
なお、どんなフリースクールに入れたらいいかわからない場合、個別で連絡をいただければ、現時点でおすすめのところを紹介することも可能です。
明日ですが、「キレやすい子が育つ家庭の特徴3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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