先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
夫婦仲が悪く、今は主人が子供を見て私が実家にいます。なんとか元の仲に戻ろうと毎日私が手紙や食べ物を持っていっています。
上の子は、小1から小6まで不登校で、学校系列のフリースクールに行っています。親子仲や学校に関してアドバイスをお願い致します。
子どもと別のところに住んでいる場合、どのように子どもとの関係をつくっていくかって悩むと思います。
そこで今回は、「別居後の親子関係を成功させる方法」をお伝えしましょう。子どもと一緒に住んでいなくても、できることはたくさんあります。
正しく対応することで親子の絆を深められ、不安事やストレスも軽減されるはずです。
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夫婦関係が悪いときにできること
夫婦間の関係が悪化し、別居に至ることは珍しいことではありません。人間同士、どうしても合う合わないがあります。
そのため無理に関係を修復しようとするよりも、冷静に現状を受け入れ、子どもにとって最善の環境を考えることが大切です。
「夫婦喧嘩が絶えない家庭」と「冷静に過ごせる別居環境」を比べた場合、後者の方が子どもにとって安定した環境といえるでしょう。この場合、たとえば、
- 平日:父親の家で暮らしながら学校に通う
- 週末:母親の家で過ごし、ゆっくりとした時間をもつ
母親と子どもの関係が悪い場合の対処法
もし、母親の過干渉が原因で子どもが不登校になったり、別居に至っている場合は、意識すべきポイントがあります。
1つ目は「自分自身の心のケアをすること」です。母親自身が精神的に追い詰められて、過干渉になってしまうケースは少なくありません。
母親がリラックスできるように自分を大切にすることが、子どもとの良好な関係を築く第一歩です。
2つ目は「母親のイメージを改善すること」です。これまで過干渉だった場合、子どもは母親に「厳しい」「自由を奪われる」という印象を持っているかもしれません。
しかし、別居後に母親が優しい存在として接することで、その印象を改善できます。無理に干渉せず、子どもが求めたときに温かく対応するようにしましょう。
子どもと離れていてもできる愛情バロメータUP法
別居によって子どもと直接過ごす時間が減っても、愛情を伝える方法はいくつもあります。ここでは、3つの例を挙げましょう。
1つ目は「手料理作戦」です。すでに料理を届けている場合、それが子どもに喜ばれているなら続けていいでしょう。
2つ目は「手紙作戦」です。離れている間、手紙を送るのも良い方法です。ただし、これも子どもが負担に感じていないかを確認することが大切です。
父親と連絡が取れる場合は、どのような形なら子どもが受け取りやすいかを相談するのもいいでしょう。
3つ目は「イベント作戦」です。部活の試合や発表会など、子どもが頑張っている場面を見に行くことで、親の愛情を伝えることができます。
会う時間が限られている場合はその時間を大切にし、子どもの話をしっかり聞くことが大切です。
本日のまとめ
別居後の親子関係は、適切な関わり方をすれば良好に保つことができます。大切なのは、子どもにとって最善の環境を考えることです。
母親と子どもの関係が悪化している場合は、まず母親自身の心のケアをしつつ、手料理・手紙・イベント参加などで愛情を伝えていきましょう。
明日ですが、「10年後の子どもを収入を上げる方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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