先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
過干渉をやめたいです。色々読んで、色々やってみましたが、続きません。つい、口出ししてしまうんです。子どもたちの将来が心配です。過干渉をやめる方法を教えて下さい。
子どものために過干渉をやめたいという意志は、素晴らしいです。ただし、頭でわかっていてもなかなか行動できないことってありますよね。
そこで本日は、過干渉の定義とやめるための3ステップをお伝えしましょう。
過干渉が続けば続くほど、子どもとの関係は悪くなり、問題行動につながります。負の連鎖を断ち切るために、試してみてください。
目次
過干渉とは何か?
そもそも過干渉とは、干渉しすぎることです。1ヶ月に1回、「勉強しなさい」というのは問題ありません。
しかし、1日10回「勉強しなさい」と言っていると、子どもはイライラするでしょう。これは過干渉といえます。
つまり、大切なのは「頻度」です。どんな子であっても、言いすぎてしまうと過干渉となるので注意しましょう。
ただし、干渉をしないといけないこともあります。
私が迷傷法と呼んでいる、法律やルールに違反すること、人を傷つけること、人に迷惑をかけること、この3つです。
これらはきちんと子どもにダメと伝えないと、善悪がつけられない人間になるので注意しましょう。
まずは言う頻度を少しだけ減らそう
いきなり、干渉をゼロにすることは難しいです。まずは言う頻度を減らすことを意識して、次の3ステップを行いましょう。
ステップ1.言わないことリストを作成
子どもに言った結果、子どもがイライラした言葉をメモしておく。ステップ2.毎朝チェック
言わないことリストを毎朝チェックしましょう。毎日確認することで、減らすよう意識することができます。ステップ3. 頻度を減らす
1日10回言っていたものを、9回にできただけで上出来です。いきなり完璧を求める必要はないので、徐々に減らしていきましょう。それでも言ってしまう場合にできること
上記のステップを行っても、なかなかやめられない場合、親自身がストレスを抱えているかもしれません。
イライラしていると、子どもについぶつけたくなるからです。そのため、自分の心のケアをしていきましょう。
仕事や夫婦関係を見直して改善したり、自分の時間を楽しむ余裕を作ったりするといいでしょう。
また、子どものいいところを見つけて伝えていくことも大切です。
子どもに直してほしいところ以上に、いいところを見つけることで、心配に思う気持ちも落ち着いていくでしょう。
本日のまとめ
過干渉はいけないとわかっていても、なかなかやめられずに悩むお父さんお母さんは少なくありません。
日々意識するためには、言わないことリストを作成し、毎朝チェックすることから始めていきましょう。
ゼロにすることを目指すのではなく、徐々に減らしていくよう意識することが大切です。
明日ですが、「勉強嫌いの子をやる気にさせた成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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