先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
偏差値は57くらいの私立中高一貫校に通っています。定期テストの内容はそんなに難しい内容ではないと思われますが、なかなか成績が上がりません。
本人は毎日勉強しており、家庭教師の先生にも高得点取れるはずなのになぜ?と言われました。親の目からは暗記と復習が甘いのが原因の一つであると思うのですが、アドバイスをください。
勉強を頑張っているけど成績が上がらないと、親も子どもも辛いですよね。今の状態が続くと、やる気も下がってしまうでしょう。
そこで本日は、頑張っているのに成績が上がらない原因と改善ステップをお伝えします。
自分ではわからないポイントに気付くことで、勉強効率や集中力が変わってくるでしょう。しっかり対策すれば、過去最高得点をとることもできるはずです。
まずは基準と現状を確認しよう
はじめに、基準と現状を確認することが大切です。一概にはいえませんが、私立中高一貫校は公立よりレベルが高いことが多いでしょう。
つまりテストが難しく、周りの子もしっかりと勉強時間をとっていることが考えられます。あくまでも目安ではありますが、
- オール4以上:平日4時間、土日6時間
- オール3以上:平日3時間、土日4時間
- オール2以上:平日2時間、土日2時間
オール3以上を目指しているのに、平日2時間しか勉強していないなら、そもそも勉強時間を増やさなければなりません。
クリアしているのに目標達成できないときは?
上記の勉強時間をクリアしているのに目標達成できないときは、次の3つのポイントをチェックしましょう。
1つ目は「勉強のやり方」です。非効率的なやり方では、いくら時間を使って勉強をしても成績は上がりません。
たとえば、いきなり書いて覚えるのは時間の無駄です。最初は口に出すなどをして、効率よく暗記していきましょう。
2つ目は「集中力」です。90分間ダラダラと勉強を続けるよりも、45分×2セットにした方が集中できるでしょう。
3つ目は、「わからない問題がないか」です。わからない問題は放置するのではなく、その都度解決するようにしましょう。
勉強方法とテスト問題をチェック
また、今やっている勉強方法とテストがリンクしているかをチェックすることも大切です。
たとえば、子どもは学校のワークを繰り返し解いている。しかし、実際のテストは学校のワークから全く出ていない。こんなこともあるでしょう。
この場合、学校のワークをマスターした後、書店で販売されている応用レベルのワークを解かないと点数を取れるようになりません。
過去にテストでどういった問題が出題されるかを、親や家庭教師がチェックしましょう。
テストで出題される問題に合わせて、子どもの勉強を行うと効率的です。
本日のまとめ
勉強を頑張っているけど成績が上がらない場合、まずは勉強時間がレベル別の目安に達しているかをチェックしましょう。
達している場合は、勉強のやり方は効率的か?集中力が続いているか?わからない問題がないか?勉強方法とテストがリンクしているか?
これらをチェックし、足りていないところを改善していくことが大切です。
明日ですが、「自己肯定感が高い子の親の3つの特徴」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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