先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中一の娘。夢がないためか成績が下がってきました。次のテストの目標は5点アップということでご褒美を設定しましたが、やる気は感じられません。
以前から夢を持つ大切さを伝え、好きな理科を学べる高校を探し、色々体験するよう誘っても、面倒くさいと家で過ごすことが多いです。
今は見守るだけで、娘が何か言ってきたとき応えればいいのでしょうか?
子どもに夢がない、どのように夢を持たせればいいのか、と悩んでいませんか?
夢を持つことは、大切なことです。夢があればそれに向かって勉強することもできるし、生きる意味にもつながるからです。
ただ、何をやっても子どもが行動しないと悩みますよね。今回は、そうなってしまう理由や改善ステップを紹介しましょう。
やりたいことが見つからず悩んでいる場合、試してみてください。目標に向かって行動できるようになるはずです。
まずは愛情バロメータチェック
相談者さんが言われているように、子どもに夢を持たせるためには、いろいろな経験をさせることが大切です。
では、なぜお子さんは行動しないでしょうか?この原因を考える時、まずは愛情バロメータをチェックすることからはじめましょう。
愛情バロメータが低いと、子どもはすべてのことに無気力になるからです。すると、夢を見つけようという気持ちが出てきません。
- 子どもから学校で起きた他愛のない話や自分が好きなことを話してくるか
- こちらからした簡単なお願いを聞いてくれるか
愛情バロメータを上げるポイント
愛情バロメータを上げる(親の愛情を届ける)には、どうすればいいのでしょうか。
答えは、子どもが何を求めているかをチェックすることです。そして、それにできる限り応じることが大切です。思春期の子どもは、
- 安心して家庭で過ごしたい
- 大好きな料理を作ってほしい
- 親に話を聞いてもらいたい
- 家族の仲を良くしたい
子どもが体験をしたがらない理由
前述したように、子どもに夢を持たせるには、さまざまな経験を積む機会を増やすことが大切です。
新しいことをしてみて「楽しいからずっとやりたい」「悲しいから、同じ悩みを持つ人を救いたい」と思ったら、それが夢につながることがあるからです。
ただ、経験を積むのを嫌がる場合、あまり興味がない、もしくは行動するほど好きなことではない可能性が高いです。
たとえば、理科が好きなのに理科の高校に興味がない場合は、もう少し具体的な経験に変えてみましょう。
理科の高校を探すという抽象的な経験ではなく、ロボット教室に入ってみたり、ロボットコンテストを見に行ってみたりするのです(理科の中の、特にロボットが好きな子の場合)。
それでも乗り気にならない場合は、ロボットコンテストのテレビを一緒に観るなど別の方向からの提案をすると、興味が出てくる可能性があるでしょう。
本日のまとめ
愛情バロメータが低いと、子どもはすべてのことに無気力になるため、夢を持てなくなります。
子どもの要求に応じることで、親の愛情を的確に届けていきましょう。
夢を持たせるには、子どもが興味あることに関する経験や体験の機会をつくっていくことが大切です。
明日ですが、「子どもが優しい子に育つ親の特徴」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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