発達障害の子どもの3つの特徴

発達障害

最近、発達障害の子どもが増えています。「ウチの子、発達障害かも」と思われるお父さんお母さんも、少なくないでしょう。

実は発達障害にはいくつか代表的な特徴があり、可能性があるかどうかを判断することができます。

子どもの特徴にあったサポートをしていけば、子育てが楽になります。さらに才能が伸び、将来社会で活躍できるようになるはずです。

ADHD(注意欠如・多動性障害)タイプ

ADHD

1つ目は、「落ち着きがない」「じっとしているのが苦手」なADHDタイプです。

45分座って集中して授業を受けるのが苦手で、授業中立ち歩いて先生から注意されることもあるでしょう。

他にも、机の角で足をぶつけやすい、物や約束を忘れやすい、順番待ちができない、思いついたら突然行動を始める、

突然キレると自分でも止められなくなる、こうした特徴もあります。親ができることは、とにかく良好な親子関係を作ることです。
  • 忘れ物が多いなら事前に先生に相談して、重要な提出物があるときは親に直接連絡をもらう
  • キレそうになったら、一旦その場を離れる
など、子どもと一緒に対処法を考えることができるからです。症状がひどい場合、児童精神科医に相談して薬などを処方してもらうと落ち着く子もいます。

ASD(自閉スペクトラム症)

ASD

2つ目は、「想像するのが苦手」なASDタイプです。

相手がどう感じるかが想像できないため、友達が傷つくことを言ってしまい、人間関係で苦労する子も少なくありません。

予定が急に変わるとパニックになる、こだわりが強いという特徴もあります。

この場合も良好な親子関係を作ったり、ひどい場合は児童精神科医と連携したりすることが大切です。また、子どもが安心して過ごせる環境を整えましょう。

学校のような音や光の刺激がたくさんある場が苦手な場合、フリースクールや特別支援学級など、安心して過ごせる場所を探すことも大切です。

LD(学習障害)



3つ目は、知能には問題がないのに「特定の学習が極端に苦手」であるLDタイプです。LDの中には、
  • 文字を読むのが他の子と比べて極端に苦手(ディスレクシア)
  • まっすぐの線や文字を書くのが極端に苦手(ディスグラフィア)
という特徴がある子もいます。この場合、いちばん大事なのは、その子にあったやり方で勉強を進めることです。たとえば、
  • 文章を読むのが苦手な子には、親が代わりに読んで耳で理解できるようにする
  • 文字だと読めない場合、図やイラストにしてわかりやすくする
こうした工夫をしましょう。ただし、専門的な知識が必要なため、児童精神科医や公認心理師などのサポートを受けましょう。

本日のまとめ

サポート

発達障害の子どもは、落ち着きがない(ADHD)、想像するのが苦手(ASD)、特定の学習が極端に苦手(LD)の3つがよくある特徴です。

それぞれの特性を理解し正しいサポートをすることで、成績も上げることができるでしょう。

明後日ですが、「夢を持つことの大切さ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!発達障害の子どもの3つの特徴

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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