先月私の師匠の一人である、佐々木正美先生が亡くなりました。
- 日本の発達障害教育の第一人者
- 過干渉という言葉を作った
- 正しい子育てのやり方を広めた
と同時に、残された僕ら教育者が、今後は日本の教育業界が、良い方向に進んでいくよう、全力で活動をしていかないといけないと改めて感じました。
佐々木先生に感謝の気持ちも込めて、佐々木先生が残してくれた子育てメソッドを一度まとめてみたいと思います。
佐々木先生が現れる前の日本の子育て教育
今でこそ、どの子育て指南書にも「過干渉はダメ、過保護に育てるべき」と書いてありますが、
佐々木先生が書籍を出す前は、過干渉という言葉はありませんでした。過保護は悪い子育て法だという認識があったくらいです。
佐々木先生が出版した、こちらの書籍が日本で大流行して、ようやく、過保護は良いこと、悪いのは過干渉。という認識が広まりました。
>>子どもへのまなざし
では過干渉と過保護とは、どういった意味なのでしょうか?
過干渉と過保護の違いとは?
佐々木先生の言葉によると、過干渉は子どもが望まないことを、親がやりすぎてしまうこと。
過保護とは子どもが望むことを、親がやりすぎてしまうことです。
例えばお子さんが、「今は勉強したくない」と考えているとします。
でも勉強は大事ですよね?親として必要最低限の勉強を子どもにさせることは大事なことです。
子どもが暴れないレベルで、勉強させることは良いことなのですが、やりすぎてしまい子どもが暴れだすのは、過干渉になります。
次に過保護です。過保護は子どもが望んでいることを、親がやりすぎてしまうことです。正直これはなかなか厳しいことです。
子どもが学校に送ってほしいと思っているとします。10日間思っていて、10日間全て送るのって、なかなか厳しいですよね?
もしすべてできたら、過保護に育てられているということです。これができたら愛情バロメータは大きく上がります。
佐々木正美先生が一番伝えたいこと
佐々木先生は今までに、たくさんのことを教えてくださいました。
その中で最も伝えたかったことは、「過干渉をやめ過保護に育てましょう」ということだと思います。
子どもに社会性を伝えるうえで、多少干渉することは大事です。ただそれをやりすぎてしまう(過干渉)と子どもはどんどん荒れていきます。
一方子どもが望むことを、できる限り聞いてあげること(過保護)ができたら、子どもは親のことがどんどん好きになっていきます。
なので、過干渉をやめて過保護に育てれば、子どもが荒れることは絶対にないのです。
佐々木先生が、人生を通して教えてくれたことは、「過干渉をやめて過保護に育てよう」ということです。
もしあなたが今、過干渉に育てているとしたら、一旦やめてみてください。
そして過保護的に、育てるようにしてみてください。きっとお子さんの表情が変わってくると思います。
佐々木先生、今までいろいろ教えてくださり、本当にありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。
明日ですが、「不登校の子どもの勉強法をまとめました!」というお話をします。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
道山ケイ
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