友達関係がうまくいかない中学生への対応法

子供

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中2年女子の母です。小3から友達関係で悩むことが時々あります。

中3なら落ち着くかなと思っていますが、最近は「思春期の期間が伸びている」「昔よりも精神年齢が低くなっている」と聞くことがあります。

幼さゆえに、人間関係で悩むと思います。そろそろ落ち着いてくれたらなと思っています。中2、中3の特徴など細かく教えて頂きたいです。

子どもが人間関係で悩んでいると、親として不安ですよね。ただ、人間関係のサポートをしていかない限り、年齢が上がっても悩みはなくならないでしょう。

では、こうした子どもの悩みに対して親は何をしてあげればいいのか。今回は、子どもでも大人でも使える「人間関係の法則」をお伝えしましょう。

これの法則を知っていれば、人間関係の悩みはほぼなくなります。学校生活も充実し、今後の人生もずっと明るくなるはずです。

結論!人の悩みの9割は人間関係

悩む子供

そもそも人の悩みの9割は、人間関係です。アドラー心理学の入門書ともいえる『嫌われる勇気』でも「すべての悩みは対人関係の悩みである」という記述があります。

さすがに「すべて」は言いすぎな気もしますが、9割は人間関係の悩みといって間違いないでしょう。

たとえば肌の悩みは皮膚科に行く、お金の悩みは働いたり企業をしたりするなど、時間をかけて努力をすれば解決できる悩みがほとんどです。

しかし、人間関係の悩みは、他人が関わってきます。基本的に他人を変えることはできない為、解決することが難しいからです。

つまり、人間関係の悩みは一生続くものなので、相談者さんが考えているような「中2は悩む、中3で悩まなくなる」ということはありません。

人間関係で悩む子にできること

親子

では、人間関係でつまづいた子に、親ができることはなんでしょうか。実は3つあります。

1つ目は、心の疲れをとることです。話を聞いて、辛い気持ちを吐き出させましょう。それだけで、気持ちが楽になります。

2つ目は、先生と連携することです。友達とうまくいかない場合、間に先生が入るとうまくいくことが多いでしょう。

3つ目は、求めてきたらアドバイスをすることです。子どもから相談されたときに「お母さんだったらこうするかな」という感じで伝えてみましょう。

絶対に伝えて欲しい刺身の法則

友達

最後に、子どもに伝えてほしい法則があります。「刺身(3・4・3)の法則」です。世の中は、

3割:絶対にあなたの味方

4割:味方にも敵にもなる

3割:絶対にあなたの敵

で作られています。つまり、100%人から好かれるということはなく、絶対に批判する人もいれば、絶対に肯定する人もいるということです。

これを伝えておけば、自分と合わない子がいても気にならなくなるでしょう。また、絶対に自分と気が合う3割の子を見つけることが、人間関係が楽しくなる秘訣です。

本日のまとめ

中学生

人の悩みの9割は、人間関係です。子どもが悩んでいるときは、心の疲れをとり、先生と連携し、求めてきたらアドバイスをしましょう。

また、気が合わない人と無理に付き合う必要はありません。心の底から信頼できる3割と深く付き合うことが、人生を楽しむ秘訣です。

明日ですが、「子どもが意地悪にならない子育て法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!友達関係がうまくいかない中学生への対応法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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