手を出す子どもの特徴と対応法

キレる

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

母親は全く手をあげないのですが、子供は思い通りにならないと手をあげたり、足をかけたり、暴言、暴力をします。

母親はスマホばかりしていないのに、スマホばかりしています。どうしたら、いいですか?

普段から私は「親子は鏡」とお伝えしています。親の行動を見て、子どもも同じような行動をとるからです。

しかし、親がやっていなくても手を出したり、暴言や暴力をするケースもあります。今回は、この場合に考えられる理由とできる対策をお伝えしましょう。

問題行動が悪化して取返しのつかないことになる前に、やってみてください。問題行動がなくなり、子育ての不安も減るはずです。

まずは愛情バロメータをチェック

愛情

はじめに、愛情バロメータをチェックしましょう。これが低いとイライラしやすくなり、暴言や暴力につながるからです。

愛情バロメータが上がれば、ストレスがたまりにくくなり、大好きな親に手を出そうとは思わなくなるでしょう。

そのためには、子どもの話をしっかり聞く、子どもと一緒にゲームをするなどを意識することが大切です。

また、親が手を出していなくても、友達や先生などの周りの環境から影響を受けることもあります。

この場合も、親子関係が良好であれば、子どもは親に相談してくるようになるため、改善へのアプローチがしやすくなります。

次に、毅然とした対応をする

バツ

愛情バロメータが高いのに、暴言や暴力がある場合、それをすれば親が言うことを聞いてくれると思っているのでしょう。

この場合、「あなたのことは大好きだけど、そういった言葉で言うなら頼みは聞けません」と伝えていくことが大切です。

それでも続くなら、「次手を出したら、あなたを止めるために警察を呼ぶからね」と伝え、繰り返したら警察を呼んでもいいでしょう。

ここまでやれば、子どもも事の大きさを理解できるようになり、反省できるはずです。

発達障害や、まだ感情のコントロールができない子(幼少期)などの場合

提案

上記の対応をしても改善しない場合、発達障害の可能性も考えられます。ADHDなどの特性で、自分でも止められなくなってしまうのです。

この場合、まずはできることをやってみましょう。たとえば、「イライラしても手を出さずに、まずは深呼吸をしようか」など、感情を抑える方法を教えてあげることもひとつです。

それでも改善ができない場合、児童精神科医、スクールカウンセラー、公認心理師などに相談しましょう。

なお、幼少期の子供などはそもそもこういったことができません。そのため、そういう年齢だと考えて、練習させていくことが大切です。

本日のまとめ

親子

愛情バロメータを上げること、ダメなことはダメと伝えること、イライラの対処法を伝えること。

このステップをすれば、子どもが手を出したり大声を発したりという行動を改善することができます。

まずは、子どもとの良好な親子関係を築くことを、日頃から意識していきましょう。

明日ですが、「不登校と昼夜逆転が改善した事例」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!手を出す子どもの特徴と対応法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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