子どもに多い問題行動とその対応法

問題行動

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中2娘がいます。スマホが手放せない、塾に行っているが身が入らず成績は下がり続ける、課題を溜める、ストレスからの起立性調節障害、腹痛、部活休みがちです。

親子関係は良くはありません。今後どうしたらいいですか?

スマホ依存や成績低下、部活を休むなどは、思春期の子どもにはよくあります。親としては、早く改善したいですよね。

ではなぜ、こうしたいろいろなトラブルが起こるのでしょうか。この仕組みさえわかれば、今やるべきことがわかります。

問題行動を解決できれば、子育ての心配はなくなるでしょう。学校や勉強にも前向きに取り組み、受験の合格率も上がるはずです。

まずは愛情バロメータUP

愛情

今回の相談者さんの場合、まずやるべきことは「愛情バロメータUP」です。

これが悪いままだと、スマホ依存、勉強のやる気が出ない、やるべきことができないなどは解決できないからです。

つまり、すべての原因はここにあるとも言えます。愛情バロメータを上げるには、
  • 子どもの話をしっかり聞く
  • 過干渉を止める(〇〇しなさいと言うのをやめる)
  • 子どもの好きな料理を作る
などがあります。子どもの問題行動を改善するために、真剣に愛情バロメータUPに取り組んでいきましょう。

問題行動の改善優先順位をつけよう

順位

愛情バロメータが上がってきたら、改善する優先順位をつけていきましょう。

すべて同時に解決しようとすると、逆に時間がかかるからです。私なら、
  • 第1位 起立性調節障害
  • 第2位 やるべきことをやる
  • 第3位 勉強を頑張る
という順序で、改善していきます。起立性調節障害が続くと不登校になりやすくなるからです。

次に、やるべきことをやるでしょう。これは、スマホの時間を守る、課題を期日を守って提出するなどが当てはまります。

勉強を頑張らせるのは、最後の最後でいいでしょう。勉強なんてできなくても、なんとかなるからです。

起立性調節障害の治し方

医者

最後に、優先順位1位の起立性調節障害の治し方についてお伝えします。起立性調節障害のいちばんの原因は、ストレスです。

そのため、まずは愛情バロメータを上げていきましょう。ここが上がれば、家庭のストレスは改善できるからです。

学校や塾にも原因があるなら、先生と話し合いをして、トラブルを解決していくことが大切です。

それでも治らないときは、小児科や児童精神科に相談し、血圧を上げる薬や漢方、プロテイン、サプリなどを使うか検討しましょう。

本日のまとめ

親子

思春期には、さまざまなトラブルが起こります。愛情バロメータを上げた上で、改善の優先順位を決めていきましょう。

起立性調節障害など、身体への不調が出ていれば最優先に改善すべき事項と考えていいです。

愛情バロメータUPで改善しない場合は、先生に相談したり、小児科や児童精神科の受診も検討したりしましょう。

明日ですが、「子どもの食事で意識する3つのポイント」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!子どもに多い問題行動とその対応法

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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