新学期が始まるタイミングというのは、子どもは情緒不安定になりがちです。
このとき子どもに間違った対応をすると、勉強についていけなくなったり、不登校になったり、親子関係が悪化したりするでしょう。
でも、大丈夫です。きちんと対応すれば、学校生活で好スタートを切ることができます。楽しく充実した毎日となり、子どもの笑顔が増えるはずです。
1.過度のプレッシャー
1つ目は、過度のプレッシャーです。たとえば、「新学期は絶対に学校に行こうね」「今年こそは成績を上げないとだめだよ」
というプレッシャーを与えすぎる声かけはやめましょう。ただでさえ子どもは緊張していて、心機一転頑張りたいと思っているからです。
それなのに親にまで言われたら、プレッシャーがさらに増えて、今以上につらくなってしまうでしょう。
新学期にかけるべき声かけは、「無理しなくていいよ」「できる範囲で頑張ればいいよ」というような、子どもが安心できる言葉です。
2.ほったらかし
2つ目は、ほったらかしの子育てです。親にとっても新年度は大変な時期なので、仕事に意識が行きがちです。
ただ、ここでほったらかしにすると、子どもの様子に目が行き届かなくなります。
ちょっとした変化にも気づかず、問題が大きくなることだって珍しくありません。
そのため、最低でも最初の一週間(理想はGWまで)は、いつも以上に子どもの様子に目を配っていきましょう。
3.予定の詰め込みすぎ
3つ目は、予定を詰め込みすぎることです。たとえば、中学校に入ったからといっていきなり塾を一気に増やすのはやめましょう。
ただでさえ、学校からの宿題が増えるため、子どもは自分の時間が少なくなるからです。
結果的にストレスが溜まって、反抗期が酷くなったり、学校に行けなくなったりするでしょう。
予定、習い事、塾などは、できる限り余裕をもって始めることが大切です。
本日のまとめ
新学期には、子どもは情緒不安定になりがちです。
過度のプレッシャーを与える、ほったらかしにする、予定を詰めすぎる、これらをすると子どもはストレスを感じ、より不安定になります。
最初の一週間はいつも以上に子どもの様子を気にかけ、プレッシャーを与える声かけや予定の詰め込みすぎはやめましょう。
明日ですが、「スマホの制限は逆効果?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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