先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1女子の母です。iPad動画がやめられず注意が多い日々。同じ部屋に娘と私の机を置き私は在宅、娘は自分の机でiPadを見てだらだら過ごしています。
声を掛ければ動くが、自分で書いた予定どおりには動けず注意が増えたため、娘の机を隣の部屋へ強制的に移動しました。
しかし、同じ部屋でたくさん娘から話をしてくれる環境に戻すか悩んでいます。娘は1人部屋を希望しています。
どの家庭でも、お子さんが一人部屋を希望することはあるでしょう。では、一人部屋はいつから与えるべきなのでしょうか。
実はタイミングを間違えてしまうと、子どもの成長に悪影響が出ます。一方、適切なタイミングで与えると、子どもの自立心を育むことができます。
良好な親子関係をープしながら、勉強や将来の夢に向かって頑張れるようになるはずです。
子ども部屋はいつから必要?
基本的には、思春期になったら一人になれる空間が必要です。家族と関わるとともに、一人の時間もあることで精神が安定するからです。
そのため、小学5年生~中学1,2年生ぐらいまでには作ってあげるのが理想でしょう。
家の間取りなどで難しい場合は、リビングにカーテンで仕切りを作って一人になれたり、親から離れられたりする空間を作ってあげるだけでもいいです。
子どもの気持ちを理解しよう
今回の相談者さんは、同じ部屋でたくさん娘さんから話をしてくれるとのことでした。そのため、親と話したい気持ちが強いのでしょう。
この場合、仮に一人部屋を作ったとしても、子どもと一緒に勉強しながら話をする時間を維持することが大切です。
ちょっとした雑談から子どものストレスが解消したり、悩みを聞いたり、勉強を教えたりできるからです。
この状態をキープしておけば、トラブルが起こりがちな中2も問題なく過ごすことができるでしょう。
一人でできるようになるまでは、一緒にやろう
今回の相談者さんように「声をかければ動くが、自分で書いた予定通りには動けない」という場合、まだ一人では勉強ができない状態です。
この場合、子どもが一人でできるようになるまでは、親が一緒に計画を立て、コーチになってあげるといいでしょう。
いずれ一人でできるようになるタイミングが来るため、親はイライラして対応しないことが大切です。
幼少期の子どもに接していると考え、子どもが一人でできるようになるまでは、親が一緒にやってあげましょう。
本日のまとめ
思春期になったら、精神安定上、家で一人になれる空間が必要です。小学5年生~中学1,2年生ぐらいまでには作ってあげるのが理想でしょう。
難しければ、せめてリビングにカーテンで仕切りを作って、家族と距離を作るだけでもいいです。
家族と関わる時間も大切にしながら、子どもが一人で過ごす時間をつくることで、精神は安定します。
明日ですが、「子供の視力低下の対応3ステップ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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