大学受験をする子の親がやるべきこと

受験

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

高2の息子。中1までは勉強はできる方でしたが、中2から勉強しなくなり、高校に入ってから全く勉強しません。

偏差値の低い高校で現在評定2.7なのに、「ノー勉でこれだけできればすごい、俺はやればできるけどやってないだけ」と言い、それでも大学には推薦で行くと言っています。

親の言うことは全く聞きません。この場合、受験に間に合わなくても、浪人でも就職でも息子の成長が遅いのだと受け入れてじっと見守るのがよいのでしょうか。

親として適切な対応方法がわかりません。

子どもが自信満々であるものの、行動が伴っていないと親としては心配ですよね。

高校生と中学生の子育ては若干異なるため、今回は、高校生の子どもが勉強しないときのサポート方法をお伝えしましょう。

お伝えする関わり方ができれば、子どもは自ら勉強に取り組むようになります。大学合格にもつながるはずです。

高校生の子どもに親がやるべきこと

愛情

大学受験を控えた子どもに対して、親ができることは主に3つあります。

1つ目は「愛情バロメーターを上げる」です。子どもが「俺はすごい」と言うなら、親は「楽しみにしているよ」と前向きに声をかけてあげましょう。

無理に勉強させようとするのではなく、親子の関係を良好にしていくことで、勉強するためのエネルギーが出てきます。

2つ目は「資金援助の準備」です。大学受験や浪人、塾などの教育費用は親がサポートする必要があるため、事前に費用の見通しを立てておきましょう。

3つ目は、「求められた時のみサポートする」です。無理に勉強をやらせるのではなく、子どもが助けを必要とするときに親が寄り添うようにしましょう。

志望校や夢を見つけるサポート

夢

今回の相談者さんの場合、上記の3つに加え、志望校や夢を見つけるサポートを行っていきましょう。

勉強に本気で取り組んでいない理由は、明確な夢や志望校が決まっていない可能性が高いからです。そこで、
  • 興味を持っている分野の専門家の話を聞きに行く
  • 大学の学園祭に参加する
  • 子どもがやりたいと思う経験を共にする
このような体験を親子で行い、夢や志望校を見つけるサポートをしましょう。

今の状況では、親がどんなにサポートしても子どもが勉強に向き合わない可能性が高いため、まずは夢を見つけることが重要です。

浪人が必要になりそうな場合の対応

費用

とはいえ、夢が見つからなかったり、勉強が間に合わなかったりして、浪人になりそうな場合もあるでしょう。

この場合、事前に費用を出せるかどうかを伝えておくことが大切です。費用を出せる場合は「1年浪人してゆっくり考えるのも一つの選択肢だよ」と伝えましょう。

費用を出せない場合は「勉強するかしないかはあなたの自由。でも浪人するなら自分でバイトをしながら予備校に通ってね」と事前に伝えておく必要があります。

重要なのは、直前にこの話をするのではなく、早めに子どもと話し合っておくことです。

直前に言うと「そんなの聞いてない」と感情的になって、親子間でトラブルになる可能性があるため注意しましょう。

本日のまとめ

勉強する

大学受験を控えた子どもに対して親ができることは、愛情を伝えて関係を良好に保つこと、教育費用の準備をすること、求められた時のみサポートすることです。

また、志望校や夢を見つけるサポートをすることも大切です。浪人の可能性がある場合は、事前に費用の話をして子どもと向き合いましょう。

明日ですが、「通信制高校と公立高校、どっちがおすすめ?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!大学受験をする子の親がやるべきこと

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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